2009年1月 新春 下呂温泉旅行! その1
(名水の町「郡上八幡」散策!食品サンプルつくりに挑戦!)


本物と見間違う?食品サンプルつくりに挑戦の良太くん!

2009年正月は良太くんの塾の冬期講習等もあって帰省もせずに、久しぶりに我が家でのんびり。これはこれでゆっくり出来たのだが、やはり何か寂しい・・・っということで、2009年最初の3連休に1泊2日で'09年最初の温泉旅行へ。100年に1度の不景気など忘れて思いっきりEnjoyだ!いろいろ悩んだ結果、「草津、有馬」とならび日本三名泉で知られる岐阜県の「下呂温泉」に決定!草津温泉とまでとは言わないが、下呂温泉も遠く、関東や九州にいる頃は来ようとも思わなかった場所だ。せっかく名古屋に来たのだから、1度は訪れておかないと・・・雪の予報も顧みず、東海北陸道を快走。

名古屋から約1時間、郡上八幡ICで降りて、名水の町として知られる「郡上八幡」散策へ。奥美濃の山々から流れ出る吉田川、小駄良川など3本の河川が合流する郡上八幡は、まさしく水の都だ。豊富な湧き水を利用したライフスタイルは見事だ。まずは、郡上八幡旧庁舎記念館裏を流れる「いがわこみち」へ。鯉や川魚が泳ぐ豊かな用水で、3ヶ所の洗濯場があり、今でもここで洗濯をしているおばあちゃんの姿が見られるとのことだ。本日は寒〜いのでおばあちゃん達の姿は皆無。良太くんも手をつけてみるが「冷た〜い!」と大絶叫。

この冷たい用水の中にはそれはデカい鯉たちがうじゃうじゃ泳いでいる。これにはキッズたち大騒ぎ。不思議とキッズたちは魚系が大好き!鯉をおいかけ大喜びだ。郡上八幡旧庁舎記念館の観光案内にて散策コースなどしっかりレクチャーを受けて、早速郡上八幡散策へ出発だ。最初に到着したのが、本日の目的とも言える「さんぷる工房」。こちらに来るまでは知らなかったのだが、本物と見間違えるほど精巧に造られている食品サンプルは、何と郡上八幡が発祥なのだそうだ。そのため郡上八幡の一大産業となっているとのこと。

いくつもある食品サンプル店さんの中、ここ「さんぷる工房」では、実際にサンプル作りに挑戦できる。実は、ママが1度これをやってみたかったようで、良太兄ちゃんと共に大ハリキリ状態!ところが、予想外の人気で、運良くキャンセルが発生したおかげで11時からの予約がとれたが、週末の良い時間帯は予約でうまってしまうようだ。こうなるとキャンセルが出て大ラッキー!まずは、スタッフのお姉さんたちが優しくレクチャーしてくれる。

1人1000円で、9種類の食材の中から3品を選んで天婦羅のサンプルをつくるのだ。いろいろ悩んだ結果、良太くんが海老、ピーマン、かぼちゃ。ママが海老、シソ、茄子を選択。海老はメインイベント的存在なので皆さん選んでいくそうです。エプロンを着込んで早速スタートです。今回は、うちを合わせて2グループの予約だったので2組にわかれていざっ挑戦です。我が家チームは良太くん、ママと交互にトライとなります。スタッフのお姉さん達がしっかりと付いてくれるので安心です。まずは、良太くんがピーマン、ママがシソを手にして第1品目トライです!

カップに入ったロウを丁寧にお湯に注ぎ、天婦羅の衣をつくっていきます。その上に具材を置いて、綺麗に丸めるようにすれば簡単にピーマンの天婦羅もどきの出来上がり!!続いて、ママもゆっくりとロウを落として、慎重にシソの葉の天婦羅つくり。初めてのためか?どちらも緊張のためか?肩がカチカチ・・・手をふるわせながらの作品となりました。1つ目完成させ、一気に自信をつけた良太くん、意気揚々と2作品目のカボチャの天婦羅にトライ!

おぉ〜2品目のかぼちゃ天婦羅も快調に完成。なるほどなんとなく慣れてきたような感じです。続いて、ママは茄子の天婦羅に取りかかり。大きな枠をつくるようにロウをお湯に落としていき、その枠を少しずつ埋めるようにロウを埋めていきます。悩んでいたらロウがあっと言う間に固まってしまうので、大胆かつ一気に、覚悟を決めて衣をつくります。そして、具材全体が完全に衣にくるまれてしまうと何をつくったのかわからなくなってしまうので、少し頭を出すように衣にセットするのがコツ、そして一気に包み込みます。うまく出来たら1度お湯に沈ませて、ぐるっとまわして上下しっかりと固めて、黄色の水の桶で冷やして完成です。

いよいよメインイベントの海老の天婦羅!!やはり海老が1番人気、皆必ず手にするそうです。また、海老だけはロウをより高い位置から落とし込むのがコツだそうで、豪快に攻めないといけなく、参加者一同目つきがかわってくる・・・ママも良太くんも真剣そのもの。ママが良い具合に海老天婦羅完成させ思わず笑顔!

続いて、真剣モードでトライする良太くん・・・前2作よりも高い眼の位置から豪快にロウを落とし込み、より衣に凹凸をつけて海老の天婦羅の衣のリアルさを追求します。確かに、他の食材に対して海老の天婦羅だけは衣に厚みがあって、よりボリューム感がありますよねぇ〜。なるほど、そのイメージを出すためにわざわざ落とす位置まで考えられているんですねぇ〜。感心。そうこう感心している間に、無事良太くんの立派な海老の天婦羅完成です!ひと安心っという感じの良太くん。プレッシャーがあったようです。良かったねぇ〜。

本来はこの3品で終了ですが、ここからはサービスタイム!何ごともサービスは嬉しいものだ。本日は、スタッフのお姉さんたちに手伝ってもらってレタスつくりに挑戦だ。へぇ〜レタスのサンプルつくり?ロウでレタスをつくる・・・どうもイメージがわいてこない。とりあえず挑戦スタート!まずは、白と緑のロウを上手く調合してお湯に落とし込むところまでスタッフの方がやってくれます。お湯に浮くレタスの元を、水中に沈め、左右に揺らしながら引っ張る作業が良太くんの役目だ。すると、なんとっ水中に綺麗なレタスの葉っぽいものが出来あがってくるから摩訶不思議だ。

そして、スタッフの方が葉先の感じが出るようにカットしてくれて、良太くんは芯の雰囲気を出すようにアドバイス通り丁寧に折っていく。そして、見事なレタスの葉の完成。中々の力作で良太くん大満足って感じだ。ママも同様に立派なレタスの葉を完成させ満面笑顔!!水の桶には本物と見間違えそうな天婦羅たちがぽかりと浮いております。
中々楽しい体験ができてご満悦な良太くんとママ。更に面白いことに、完成した天婦羅のサンプルの持ち帰り用として、いかにもスーパーで買い物したかのような透明なタッパを用意してくれている。これに入れちゃうと、ホント本物と見間違えてしまう出来映えだ。なるほど、郡上八幡が誇る食品サンプル技術の高さにただただ感服です。
良太くんとママが楽しんでいる中、菜優真優ちゃんは「私もやりたぁ〜い!」と当然ながら大騒ぎ。確かに女の子には、おままごとの延長のようで興味津々、さぞかしやりたかったのであろう。本来小学生以上でないと駄目なのだが、今回は特別に幼児でも良いですよと言って頂けたのですが、1人1000円。菜優真優ちゃんで2000円(1000円で交互につくるというお願いはNGでした)は流石に少々勿体ないっということで、我慢となってしまった。ごめんねぇ〜。そのかわりに奥で実際に職人さんたちがつくっている作業現場見学させてもらって、お土産にいくつか買ってあげたららようやく機嫌をなおしてくれました。良太くんは鰻のサンプルに興味津々。

楽しい食品サンプル体験の後は、再び郡上八幡散策へ。郡上八幡の紹介と言えば必ずここのカットが採用されている「やなか水のこみち」。約8万個の玉石が埋め込まれた小道で、名水の町を象徴するような水路と昔ながらの町家との情緒ある景観だ。ガイド本でここのカット見ていたので、さも趣きある小径が続くのかと思っていたが、実はすごく短くてこの画像が全貌・・・確かに趣きあって良いのだが、ふぅ〜んって感じでちょっと覗いて終了となりました。

キッズたちも水路に魚影を期待するも、1匹足りとも見つからず大きく期待はずれ。こうなるとキッズたちは、水路の中の石を飛びながら向こう岸に渡ったりと、一気に水遊びモードへ・・・こうなるとかなり危ない。必ず3人の誰かが水と豪快に戯れる結果となる(つまりびちょびちょ)。早々に引き上げだ。我が家のキッズたちが一緒だと、水のあるところ趣どころではない。危なくてのんびりできない。但し、郡上八幡は水の町だ、散策ポイントには水がついてまわる。注意しないと・・・.

風情ある石畳を下っていくと朱色欄干の清水橋に到着。清水橋の袂にあるのが、郡上八幡のシンボルとも言える「宗祇水」だ。環境省が選定した「日本名水百選」の第1号に指定されたことで有名になった湧水とのことだ。なるほど名水百選の第1号とは何かすごくたいへんな響きがある。独特な趣もあって、不思議と思わず手をあわせてしまいたくなるような感じだ。やはり何にしても第1号と言うのは名誉な事で、日本人魂にはたまらない。その言葉だけであっという間に尊厳なものという位置づけだ。

それもそのはずで、室町時代の古今伝授の古事を伝える史跡でもあり、約500年に渡り沸き続けているという名水中の名水だ。まさしく水の都「郡上八幡」のシンボル!キッズたちには、何がそんなにすごいのか?全然理解できていないようで、「ずーっと湧き水が出続けているんだよ」と説明しても、「へぇ〜水ってすごいねぇ〜」とちょっと違ったリアクション。まぁ〜湧き水ってのがいかに素晴らしいのか?を理解するにはもう少し大きくなってからでないと難しいのかな?しかし、湧き水を中心に、恵まれた水システムをいかしきったこの町の歴史って素晴らしいですね。やはり水と空気が良いってのは1番だ。


[NEXT]
(郡上と言えば「郡上踊り」!そして下呂温泉へ!)

[Next Travel]

[Back]

[Travel Top]