ママが１度行ってみたいとずーっと言っていたのが三河の「豊川稲荷」。ちなみに豊川稲荷は京都の「伏見稲荷」、佐賀の「祐徳稲荷」とならび日本三大稲荷とされているのでご存じの方も多いのではないでしょうか？とは言え、決して参拝が目的ではなくメインはB級グルメだ。豊川稲荷と言えば、2010年B−１グランプリで堂々６位を獲得した「豊川いなり寿司」が人気急上昇なのだ。ならばと文化の日にいざっ豊川へ。渋滞の東名高速を走り、浜名湖手前の豊川IC降りると豊川稲荷はすぐだ。

広い駐車場にとめて、早速豊川稲荷初見参。稲荷神社の総本山はご存じ伏見稲荷だが、ここ豊川稲荷は初めて知ったのだが、神社ではなく寺（正式には妙厳寺）なんだそうだ。へぇ〜知りませんでした。豊川稲荷はあくまでも通称で稲荷神を崇拝している訳ではなく仏様なんですねぇ〜。総門、鳥居くぐって賑わう本殿へ。ここでようやくキツネさんが鎮座、やっとお稲荷さんらしくなってきた。それにしてもデカい赤提灯。思わず見上げてしまう・・・。みんなでお賽銭して祈願完了。

なるほど今川義元や織田信長、豊臣秀吉そして三河と言えば徳川家康、予想外に大岡越前らまでもが信仰していたことでも知られているだけに、歴史というか風格というか、雰囲気は流石だ。なんとなく歴史感を味わっていると、何やらイベントが開かれているようで賑やか？よ〜く見てみると「ゆるキャラ大行進」たるイベントが開催されているようでこのエリアの１７体のゆるキャラが勢揃いしているようだ。三重県伊賀市の「いが☆グリオ 」を先頭に、弥富市の「きんちゃん」、瀬戸市の「せとちゃん」、茶臼山高原の「ベリーちゃん」、三重県津市の「ゴーちゃん」、中部国際空港セントレアの「なぞの旅人フー」などなど、蒼々たるゆるキャラの大行進に思わず菜優真優ちゃん大興奮！好みのゆるキャラたちとハイポーズだ。

ゆるキャラのあとは、がらっと雰囲気がかわって豊川稲荷の奥の院めぐりへ。豊川稲荷は約31,150平米とえらく広い。景雲門をくぐって奥の院へ。そして「霊狐塚」へ続く参道を進むと、何となく独特な趣に菜優真優ちゃんややビビり始める。確かにこの千本旗は雰囲気はありますねぇ〜。。

この異様な数の狐の数に驚いていると、その横の岩によじ登る危ない人たちを発見。おいおい狐も恐いけど、この怪しい人たちも怖い？実はこの岩の隙間に、訪れた人が入れた硬貨があり、それを木の枝などでうまく取り出せるとお金持ちになると言われているのだそうだ。そして１年後ご利益があった方はその数倍の硬貨を、この岩の隙間に戻しにくれば良いとされている。なるほど、わらしべ長者じゃないが、ご利益循環システムとでも呼べば良いのだろうか？でも、硬貨ゲットは難しい・・・。お隣の大黒堂と弘法堂で各々大黒様、弁天様を呪文をとなえながらタッチ。よぉ〜し、これでOKだ。

豊川稲荷参拝終わった後は、いよいよメインイベントだ。豊川稲荷の名は全国に知られているが、巷では稲荷よりも人気になりつつあるものがある・・・ズバリ「豊川いなり寿司」だ。ここ豊川稲荷はいなり寿司発祥の地とされているのだ。19世紀初め頃、豊川稲荷にお供えしてあった油揚げの中にご飯をつめて寿司にしたものが起源とのこと。自称B級グルメマニアのパパにとって、東海エリアの必須グルメなんだとか？ところが、運悪く今日は「第2回豊川いなりフェスタ」が開催されていてすご〜い人・・・。門前の２大人気店の前は長蛇の列・・・。う〜ん、ならぶのは嫌だが仕方ない。

いやぁ〜待つこと約４５分、まずは元祖の店とも言われる「山彦」の名物「いなほ稲荷ずし」ゲット成功！それから約10分後、栄えある第１回豊川いなり寿司フェスタ食べ比べ選手権2009年の優勝店。そして2010年B-1グランプリに豊川代表として参加し、見事全国６位を獲得した「松屋支店」の「わさび稲荷」と「五目稲荷」を何とかゲット！うぅ〜疲れたけどならんだ分だけ嬉しい。

では、早速お稲荷さん頂こう！っと思ったが、実はお稲荷さんは今晩用のお土産にすることに。かわりに豊川のもう１つのB級グルメの松屋支店の「おきつねバーガー」を稲荷さんと一緒にゲットしていたのだ。おきつねバーガーをご存じでしょうか？最近グルメ番組にもドンドン紹介されていて人気鰻登りのB級グルメなのだ。ごく厚のサクサク油揚げにヒレカツやレタス、そしてケチャプの味付け。これが予想を遥かにこえて美味いのだ。いやぁ〜これがホントいける。ハンバーグじゃなくてカツを使ったのが大成功！って感じだ。これはお勧めだ！

一見すると何ら変わったことのない、何とも平凡なカレーうどんに見える。ところが、驚きのトリックが隠されているのだ。まずはトレードマークの１つ、全国一を誇る豊橋のうずら卵がのっていることも必須条件の１つ。更に箸をすすめると、おやっ？何とカレーうどんの中から白いものが・・・実はご飯が出てくるのだ。但し、単なるご飯ではない。とろろがたっぷりかかったご飯がカレーの中から現れるのだ。

更に元祖門前いなり寿司とも言える山彦の「いなほ稲荷寿司」。「ひじき、人参、椎茸、くるみ、タケノコ」の５つの具が、ご利益があるとかかっているのだそうだ。なるほど何となくご利益のありそうな五目稲荷だ。人気2点の五目稲荷を食べ比べてみると、これが実に面白い。全然違うのだ。基本的にどちらも美味いのだが、甘〜い油揚げの山彦に対して、甘さ控えめでやや塩っぱいと思える程なのが松屋だ。パパとママはじめみんなの好みがわかれたように、これは好みがわかれるはずだ。どちらも甲乙つけがたい。う〜ん、いなり寿司あなどれない。とりあえず五目稲荷も良いが、パパママどちらもわさび稲荷に軍配！ずばり美味い！次回はぜひ今年のチャンピオンの来恩の大葉天ぷらいなりと食べ比べてみたいものだ。とりあえず、豊川＆豊橋のB級グルメ三昧楽しかったです。