2010年4月 京都桜見旅行! その1
(そうだ、京都へ行こう!桜満開の京都へ!)


桜満開の清水寺の舞台!

先週の有馬温泉旅行から1週間。少しのんびりしたいという欲求もあったが、外は丁度桜が満開。週末の晴天の桜満開なんてありそうでそうあるものではない。こうなるとじーっとしていられないのが我が家・・・お花見ムードがドンドン湧いてくる。前夜どこにお花見に行こうか?っと悩んだ結果、出てきた答えが「そうだ、京都へ行こう!」。思い切って桜満開の京都へ日帰り旅行決定だ。名古屋から京都はすごくアクセスが良い。新幹線であれば約40分、車でも100kmちょっととホント近い。だが春の桜と秋の紅葉シーズンは京都市街は大渋滞になるので、パーク&ライドを利用することに。

滋賀県の琵琶湖畔の浜大津駅に隣接する公共駐車場に駐車して、京阪浜大津駅より市営地下鉄直通で京都市街を目指すとアクセス抜群だ。駐車代500円/日と地下鉄&京阪大津線1日乗り放題1000円を購入することができるのでお財布にも嬉しい。10時前に京阪電車に乗って約20分の東山駅で下車して、早速京都のお花見定番コースの「東山エリア」散策へ出発。まずは、東山駅より南下して人気の清水寺を目指す。

細い裏道はお花見目的の観光客でいっぱい。流石京都すごい数だ。まずは「総本山知恩院」へ。ご存じ知恩院は、浄土宗の開祖の法然上人が開宗した寺院だ。まずは、「うぉ〜っ」と思わず声が漏れてしまうほどの大迫力の国宝の三門を見上げてしまう。この巨大な三門は徳川2代将軍の秀忠に建立され高さ24m、幅50mにも及ぶサイズだ。ちなみに歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門が「絶景かなぁ〜」と大見得をきる舞台がここだ。

この国宝の日本最大の三門を取り囲むように桜が咲き誇っていてすごく美しい。この三門と桜の共演にいきなり心躍りはじめた。何だろう?桜は日本人にとって何か違う存在のようで、キッズたちはたまらず走りまわり、パパママはこの巨大な三門と桜との組み合わせによる尊厳さにただただ酔いしれるばかりのようだ。知恩院を進むとお隣は、宴会ムード満開の「円山公園」。まぁ〜京都を代表するお花見宴会場だけに青シートの場所取りはすごいものがある。

「祇園の夜桜」とも呼ばれる高さ12m、樹齢82年のヒトエシロヒガン枝垂桜は円山公園のシンボルとも言える。しかし、まだ午前中だと言うのに酒の臭いのすごいこと・・・。12時過ぎたらまさに宴会たけなわって感じだろう。八坂神社に続く道の途中、女性に人気の美の神様「美御前社」がある。社殿前には、特にお肌の美容にいいとされる御神水が湧き出ており、肌の健康はもとより、心から美しく磨かれるという「美容水」ははずせない。1〜2滴を顔につけるだけでお肌の調子は絶好調とのことだ。ママはもちろん、菜優真優ちゃんもしっかりケア!祇園祭の舞台として有名な祇園さんこと「八坂神社」の境内を通過で〜す。

高台寺道と下河原通りを結ぶ道が「石塀小路」だ。地元では「いしべこじ」と呼んでいるらしい。道の曲がり具合や、板塀の風合いが絶妙な調和を見せている。高級料亭や旅館等々がならぶが、NHKの朝の連続小説ドラマ「オードリー」の舞台となった「田舎亭」等比較的安価で泊まれる宿もあるとか?特にママはこれっぞ京都っという感じでここの板塀の雰囲気が大好き!石塀小路抜けるとよさこい祭りの会場を抜けて高台寺へ。長い石段あがると八坂の塔や京都タワーなど京都市街一望でき素晴らしい!高台寺の庭園は見応え抜群。千利休の意匠と伝わる茶室「時雨」「傘亭」や「遺芳庵」など良くわからないけどのぞいちゃう。庭園眺めながらご機嫌の菜優真優ちゃん、風流さがわかるの?

高台寺は、北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために建立した通称「ねね寺」だ。桃山時代を代表する庭園など見所は多いが、春はやはり枯れ山水の庭園「波心庭(はしんてい)」と枝垂桜だ。この風情には流石に言葉を忘れるという感じだ。圧倒的な「静」の世界の中の迫力というか?美しさというか?実に尊厳さが伝わってくるものがありますねぇ〜。
しかし、波心庭の人工美の中に際立つ枝垂桜の美しさ。見事のひとこと。昼間の美しさも素晴らしいのだが、実は夜のライトアップによる幽玄な光も素晴らしいとか?桜が闇に浮かぶように見えるんだそうだ。残念ライトアップは次回にお預けだ。それにしてもこの枝垂れ桜と波心庭見れただけでも来た甲斐があったというもんだ。う〜ん、満足!
高台寺の長い石段降りて「ねねの道」へ。ここねねの道は綺麗な桜が続き心が躍ってくる。高台寺の芸術のような1本の枝垂れ桜も妖艶で美しいが、やはり桜はこう連なってパワーが増すと言うものだ。しばし続く桜道を上を眺めながら歩くなんて最高だ。ねねの道の先はご存じ「二年坂」。二年坂の左右には土産家さんや甘味処などがならび、一気に観光ムードが高まってくる。ここからがいよいよ春の京都の東山の観光メッカに入ってくる。ものすごい人・・・・。
もう大渋滞状態になっているのが、二千坂の先の「産寧坂」だ。いやぁ〜再びすごい人。古刹、名跡や史跡めぐりも京都の楽しみだが、産寧坂〜清水寺の間のおみやげ家さんめぐりも京都散策の楽しみの1つだ。まぁ〜ママなんてキョロキョロギラギラって感じ?賑わう産寧坂を上がるといよいよ京都一有名&人気の「清水寺」へ到着だ。清水寺訪れるものをまず迎えてくれるのが重要文化財の「仁王門」だ。また仁王門前からの眺望も素晴らしい。京都市街一望と桜・・・Good!
その先には同じく重要文化財の「三重塔」だ。高さ31mの日本最大級の高さを誇る。赤い三重塔だけでも綺麗なのに、桜がまわりを彩るから美しさ倍増だ。随求堂横など桜の乱舞状態だ。まさに満開!「随求堂」では定番の「胎内めぐり」へ。大随求菩薩の胎内に見立てた堂下を歩くのが「胎内めぐり」だ。これが中はホント真っ暗。真っ暗闇なのだ。だから菜優真優ちゃんたちは「怖〜い」とビクビク。随求石にたどり着いたら、その石を回してお祈り・・・。何てことないが一応ご利益のために。
続いて、清水寺の7つのご利益と言われているものの1つの「仏足石」。お釈迦様の足形が刻まれている石が「仏足石」、なでれば足が良くなる、罪汚れが消えるとも言われているようです。続いて、「弁慶の錫杖・鉄下駄」。大小の錫杖を持ち上げると願いが叶うと言われるが、これが実に重い。大きい方は重さ90kgだとか?菜優真優ちゃんたちもトライするもびくともしない・・・良太兄ちゃんでも駄目駄目だ。大きな鉄下駄は浮気防止になるとか?

ようやく有名な清水の舞台へ。本堂からせり出した舞台は総檜の板張り。京都市街一望!舞台からの眺望は素晴らしい。まさしく絶景だ。ちなみに舞台の高さは約13mで4階建てのビルに匹敵するサイズだ。ものすごい観光客で、来る前から大混雑は知っていたのだが、やはり京都の顔とも言える清水寺ははずせない。う〜ん、さすが世界遺産だ。清水の舞台下は一面桜・・・ホント綺麗だ。どこからでも舞台を覗けば絶景である。さすが京都の顔だ。


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ランチは美味しい京料理!そして桜のトンネルの哲学の道へ!!)

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