2009年9月 はじめての長良川鵜飼! その1
(シルバーウィークは岐阜タウン散策へ!)

今年の9月の連休は秋分の日、敬老の日を含めて5連休の大型連休だ。ということで巷ではシルバーウィークという言葉が復活し春のGWなみに大騒ぎだ。高速道路1000円化とあわせて大渋滞はGW以上・・・さぁーて我が家はどうする?ところが、アクティブな我が家にとっては珍しくどこにも行く事ができない。できれば温泉旅行にでもっと思っていたが・・・せめてキャンプにでも行こうか?とギリギリまで画策するもあえなく断念。あ〜悲しい。これだけ世間ではシルバーウィークEnjoyしているのに・・・。

そんな中、SWの最終日にようやくお出かけチャンス到来!早速、日帰りとなるがどこに行こうか?と思案。近隣高速道路はどこも大渋滞ということで、近場のスポットということでエリアは限られてしまう。そこでビンゴにとなったのが岐阜タウンだ。岐阜?というとどうも地味で東海エリア以外ではかなり認知度は低いかも?県名よりも奥飛騨や白川郷、飛騨高山、郡上踊りの郡上八幡、日本一暑い多治見など、スポットごとには名前は出ても比較的岐阜市内の話題は少ない。関東、九州にいた頃も岐阜の知名度はかなり低かったことを記憶している。

そんな岐阜市内も悪くないものだ!っと宣伝する訳ではないが、半日散策コースは実は結構充実しているのだ!何より〆には岐阜が誇る「長良川の鵜飼」がある。楽しみだ。早速名古屋を出発し岐阜市内へ。下道で約1時間ほどで到着という距離だ。岐阜タウンの中心にそびえるのがシンボルとも言える金華山。歴史好きにはたまらいはずだ。早速、金華山ロープウェイで山頂を目指す。流石に岐阜の観光スポットということもあり15分間隔で出ているロープウェイも満員だ。猛スピードで上昇・・・下に見える青いビニルシートのところは、現在発掘調査中のあの織田信長公の居館跡だ。

広い濃尾平野にそびえる金華山からの眺望は中々Good !そして中間点でロープウェイ同士が行き違い、それだけでもキャーキャーと大興奮。それにしてもキッズたちはこういった乗り物が好きだねぇ〜?たった数分間(5〜7分くらい乗ったんかなぁ?)の空の旅でしたが満喫していたようです。

ロープウェイを降りると眼の前には、キッズたちの目的地?リス村があります。このエリアでは金華山と言えばリス村?というほどの隠れた人気スポット。早速200円/人支払って中へ。ところが、園内へは入場制限されていてしばし入り口前で待ちに。

10分程待ってようやく順番がまわってきました。1人に1つづつ革手袋を受け取って入場。果たしてリスはどのくらいいるのだろうか?入って見ると、あれっリスいないけど・・・ところが良く見るといるわいるわ、茶色のモコモコのリスたちがチョコチョコ走り回っている。それにしても忙しないこと!

ここのリスの種類は、皆タイワンリス。実は昭和11年に岐阜公園で開催された「躍進日本大博覧会」の時に人気となったタイワンリスが、この金華山へ逃げ込んで野生化されたという説があって、その可愛いタイワンリスに触れあってもらいたいということでこのリス村が開園したそうです。シマリスやエゾリスと違って太くて伸びている尾っぽの可愛い事。

園内にはスタッフの方がいて、皮手袋の上に餌を乗せてくれます。それをそーと差し出すとリス達が止まって食べてくれるんです。これには期待してきたキッズたち大興奮!何と言ってもホント可愛い。実は5連休の間ずーっと満員御礼状態だったようで、リス達は毎日お腹いっぱい。今日も朝からいっぱいもらっていて入場の際に、食べてくれるか?わかりませんよと言われていたのだが、いざっ食べてくれるとホント嬉しい。

入ってもらえるノーマルの餌への反応は確かに鈍く(それでも食べてくれますが)、喰いが悪い時にスタッフの方からもらえるピーナツはすごい大人気。これを何度かもらうことでリスとの触れ合い度がかなり変わってくるようだ。ピーナッツだけはかぶりついてくれる。この可愛さにママまでご機嫌。

「もう〜行くよぉ〜」と声をかけてもダレも反応してくれない。おい、今日の予定はリスだけじゃないんだよぉ〜。かれこれ30分くらいいただろうか?ようやくリス達とバイバイしてくれそう。昨晩からリス村行きたぁ〜いと騒いでいたためにさぞかし満喫できたようです。
リス村の後は、いよいよ山登り?ッと言う前にお腹が減ったぁ〜ということで、展望レストランの先でみたらし団子をゲット。岐阜の元祖ファーストフードと言えばやはりみたらし団子だ。木曽路、飛騨地方どこに行っても必ずといっても良い存在だ。
お腹もいっぱいになったところで、天下に轟く山城の岐阜城の天守閣を目指す。素人的にはもう少し近くまでロープウェイ駅がいっていても良いのでは?と思ってしまうが、ここからの10分程度の山道が結構きつい。鍛錬している方には全然問題ないレベルであるが、何せ自他認める親父のパパはきつそう・・・。反してキッズたちはスキップするように階段を駆け上がっていってしまう。

ようやく天守閣が見えてきました。もう皆さんご存知だと思いますが、かつて稲葉山城と言われていた岐阜城。この城の歴史は長く、鎌倉時代の幕府執事の二階堂氏が1201年に築城したと言われているそうです。そんな岐阜城が歴史に登場してくるのは、まずは国盗り物語で有名なマムシこと斎藤道三の居城となってからでしょう。その後1567年に不世出の英傑・織田信長がこの城を攻略し、地名を「井の口」から「岐阜」へ改称し、天下統一の本拠地としたことはあまりにも有名ですね。

汗だくのパパを尻目に早速城内へ。入場料は大人200円小人100円。岐阜城は関ヶ原合戦の前哨戦で落城し、そのまま廃城となったため、今の天守閣は昭和31年7月に鉄筋コンクリ造りの3層4階構造で復興されたとのこと。中に入るといきなり信長の象徴とも言える火縄銃が展示されています。良太くんも歴史の勉強で少しは知っているようで思わず銃をかまえる恰好!日本刀、槍など流石に実戦に使用されてきた本物は迫力ありますねぇ〜。そして、有名な織田信長と斎藤道三の肖像画。信長はキリっとしてなるほど風貌がある。ところがハゲじじぃの道三の印象は菜優真優ちゃんには不評・・・可哀想なマムシの道三。
更に甲冑のもの言わぬ迫力には、真優ちゃん「怖〜い」と思わずびびりモードに。それほど本物の迫力はすごいですね。雰囲気はガラッとかわって派手やかな濃姫(道三の娘で信長の正室)の打掛。意外に細身の打掛なので濃姫はスリム美人だったのかな?信長の象徴「天下布武」の印も展示されています。この「天下布武」は「武家の政権を以て天下を支配する」という信長の政策の象徴ですが、信玄の「風林火山」や謙信の「毘」などとならび痺れる句ですねぇ。それにしてもすごく立派な印で驚きました。

更に「永楽通宝」輝く信長の愛刀の鉄鍔も展示されています。ご存知信長の旗印にもなっている「永楽通宝」。銭貨を旗印にする感覚はいかにも信長って感じですね。そして信長公の座像前で記念撮影。再び真優ちゃんその迫力にビビリまくり。確かに何も知らない子には少々怖いのかもね?

そして天守閣最上階へ。難攻不落と言われた岐阜城天守閣からの眺望は予想通り素晴らしい!今日はあいにくの曇天だが、それでも素晴らしい。眼下に流れる長良川、その左側が岐阜市街中心。信長、道三たちも約450年前、同じようにここから京を目指し眺めていたのでしょうねぇ。


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