2009年1月 新春 下呂温泉旅行! その4
(雪舞う下呂温泉合掌村へ!そして下呂温泉の名物グルメ!)


1年で雪化粧いた合掌造りが1番美しいとか・・・雪舞う下呂温泉合掌村へ!

翌朝目覚めてみると・・・あれっ見事な雪景色。かなり降ったようだ。まるでスキー場に来ているようだ。昨晩の夜景も美しかったが、真っ白に雪化粧した下呂温泉街の眺望も負けずに素晴らしい。目覚めとともに露天風呂へ飛び込むキッズたちも「雪だぁ〜」と大興奮。!本当は、離れの露天棟にある朝風呂専用の野天風呂へ行く予定だったが、これだけ雪が積もると外に出るのは億劫だ。実に我が家好みの静かな沢を眺めながらの良いお風呂のようだったが、折角の露天風呂付きの部屋だ。存分に我が部屋の湯を楽しむことに!

手すりに積もった雪で、早速ミニ雪だるま作成に取りかかるキッズたち。大きいのがパパで、その次がママで・・・とこんな小さな雪だるまでも一応役が決まっているようだ。もうお湯から出たり入ったりと大騒ぎ。すでに月見テラスはびちょびちょ・・・。そうこうしている間に、再び激しく雪が降り始めてきた。折角の雪見朝風呂なのに・・・あぁ〜大騒ぎのキッズたちのおかげでムードも何もあったものではない。

白銀の世界も良いが、下を眺めると駐車場も当然ながら真っ白!1番端っこに駐車させてもらったので、雪の影響は位置的には1番軽かったのだがそれでも愛車ディスコ3は真っ白。ある程度は覚悟してはきたが、このまま降り続いたらチェーンも必要になるかなぁ〜?まぁ〜とりあえず心配事は後にして、ゆっくり朝風呂を楽しもう。

のんびり朝風呂を楽しむと意外に腹が減る。もうペコペコだ。昨夜と同じ個室料亭で朝食。地元の地味噌汁、そして飛騨、奥美濃地方では定番とも言える朴葉味噌!これが単なる味噌とバカにしてはいけない。温かい朴葉味噌だけでご飯軽く1膳頂ける。美味いんだぁ〜。そして、お子様モーニングも立派だ。ジュースもあればデザートもたっぷり。

左が美味しい朴葉味噌、右がお子様モーニングのウインナーとキノコ炒め。おいおい、お子様メニューが美味そうだ。パパなんか思わずいつもの借りを返さんとばかりにアツアツのウインナーとキノコを盗み食い。うん、美味い。今朝も菜優ちゃんは偉い。パパのご飯のおかわりをしっかりよそってくれた。う〜ん、最近しっかりとしてきた娘たち・・・こんなにサービスしてくれるなら、何杯でも食べちゃうぞと張切るパパ。あぁ〜お腹いっぱい。ご馳走さまでした。
下呂観光ホテルはチェックアウトは10時。最近のんびり11時チェックアウトOKも増えてきた中、少し早めで残念だがタイムアップが近づいてきた。しかし、前日16時前頃に到着して、じっくりと温泉を満喫できたのでホントのんびりできて良かった。出発ぎりぎりまで、我が家はやはり温泉Enjoy。もう月見テラスは水浸し・・・宿のスタッフの方濡らしちゃってすみません。そりゃ、ここで雪合戦までしようというのだから、駄目だよねぇ。でも、やはり露天風呂付きの部屋は良いですね。大満足でした。

このホテルの唯一の欠点は、チェックアウト時だ。単純に対応スタッフが少なくて時間がかかる。ちょっとした待ちの行列ができてしまっている。ロビーの席もいっぱいで、立ち待ちはどうもイライラする。どこもギリギリでチェックアウトなので集中するのは仕方ないが、もう少し何か工夫してくれると良かったですねぇ〜。反して、エントランスのスタッフの対応は素晴らしい。実は、到着時に荷物を持ってくれるスタッフの方がいない事にちょっと気分を害していたパパ・・・でも、出発時には、駐車場から一般道までの長い坂を綺麗に雪かき完了。更に全ての車を簡単に雪落としもしてくれて、更に車をエントランス前まで持ってきてくれる。これは何気ないことだが、下はたいへん滑りやすいので、眼の前まで配車してくれるのは有り難いことだ。これで一気にスタッフの方の評価が鰻上り。エントランス前で記念撮影、そして宿を出発。向うは下呂温泉合掌村!

下呂温泉街はもう路面が真っ白でツルツル・・・そんな中、愛車ディスコ3はノーマルタイヤで突き進む。もし、ディスコ3にスタットレス装着すればまさしく無敵だろうが、こんなにゴツイタイヤを履き替えたら置いておくスペースなんて我が家にはない。いざっと言う時は、ランドローバー自慢のテレインレスポンスONすれば、街中くらいであれば全然平気だ。こういう時は、ホント信頼できるパートナーだ。下呂温泉合掌村は、世界遺産で有名な白川郷などから10棟の合掌造りの民家が移築公開されている、下呂温泉の定番観光スポットだ。エントランスとなる事務所は「旧大溝家」のものらしい。

合掌村に入ると正面に見えるのが、民族資料館となっている旧岩崎家の合掌造り民家だ。白川郷でも言われていることだが、合掌造りは雪が似合う。だから冬が1番美しいと・・・。本日は幸運だったのか?幸いにも昨夜の雪で、下呂は今シーズン初めての積雪。合掌造り見学には最高の状況になったと言える。なるほど、予想していたよりもすごく大きな合掌造りの風貌はホント雪が似合う。デカくて急な茅葺屋根の白と、正面の濃茶のコントラストが実に綺麗だ。
民族資料館の中には、当時の生活に関連する様々なものが展示公開されている。餅つきの杵や臼、今で言う農耕アイテムや生活グッズなど、我が家のキッズたちにとっては、まるで昔話の世界のようだ。良太くんもお百姓さんアイテムを背負って何故かご機嫌。更に目を引くのが、1部屋全て覆いつくされた各時代の雛人形・・・世代によって実に表情が違っており、何となく眺めているのも楽しい。九州でも日田や柳川はじめ各所で大きなひな祭りが開かれ、古〜い雛人形の良さを見てきたが、この山奥にも立派な雛人形が飾られていたんですねぇ〜。
急な階段上がって2Fへ行くと、広〜い大空間。雪深いこの地域では、全ての日常品をおさめておくスペースが必要なんでしょうね。まぁ〜長持ちから農耕具、蚕セットまでホントいろいろ収納されています。こういった見学もたまには面白いですね。

民族資料館を出ると・・・あれっすごい雪。また降り出したぁ〜あっという間に外は真っ白。民族資料館の先には、ここ下呂温泉合掌村の顔とも言える「旧大戸家住宅」がそびえております。間口21m、奥行12.3m、高さ13mと合掌造りとしては最大級のサイズで、画像からはわからないでしょうが、村の中でも群を抜く大きさ。この大戸家は天保4年(1833年)から弘化3年(1846年)までの約13年間という長い年月を費やして建てられたそうです。いろいろ修復はされてきたとは言え、江戸時代後期の茅葺き家が現存するってすごいもんですねぇ〜。

それにしても、雪が降り始めるとホントあっという間に積もってきます。まさしく、しんしんという感じです。そしてホント寒〜い。まずは寒さを凌ぐためにも旧大戸家の中へ。期待した方が悪かったのか?家中も思いっきり寒〜い!っと震えていたら、温かい灯が見える。わぉ〜囲炉裏だ。早速、囲炉裏の火を囲むと、火ってのは何て暖かいんだろう!と当たり前のことだが再認識させられる。囲炉裏の前に座り込むともう〜動けなくなってしまう。でも、良くできたシステムですよね〜。囲炉裏の上には川魚などをひっかけられるようになっていて、自然と今で言うスモークがつくれるようになっている。

しかし、この大戸家住宅ものすごく広い。外から眺めているととんがり茅葺屋根による高さに眼がいってしまうが、ホント立派な豪邸なのだ。さぞかし大戸さんとは豪商だったんでしょうねぇ〜。ここでも急な階段あがって2Fへ。当然ながら広い。囲炉裏の煙が茅葺や倉庫となる2Fの防虫システムになっている。ここにもまぁ〜いろいろなアイテムが展示収納されています。キッズたちの目に留まったのが階段タンス!「これっ階段収納でいいね!」とキッズたちに大好評。但し、バタバタと上り下りが楽しいだけのようだけど・・・。とにかく広いところに来ると走りたくなる我がキッズたち・・・。こんなに寒いのにキッズたちはホント元気だ。
もちろん外にでれば、雪合戦そして雪だるま開始!おいおい、何より雪遊びタイムを待っていたようで、大騒ぎ!おいおい、出入り口で雪だるま作るなよ。あっという間に雪合戦で、びしょびしょ。もちろんママに怒鳴られる。本当はこの奥にも各合掌造りの家で、陶器の絵付けや紙すき実演、狛犬展示館、影絵話、更に奥には、森の滑り台という有料のようだが長い滑り台があってキッズたちに人気らしい。但し、これだけ雪が積もってくると皆、ここで引き返すようだ。もちろん滑り台も当然X。ぞうなるとキッズたちの興味は足湯へ。確かにこの寒さ、足湯でしばし暖まりたいという気持ちはわかるのだが、君らが入りとすぐに水遊びになるので駄目!

なんだかんだ、合掌村で意外と時間かかったので、目の前にある人気の「菅田庵」でランチタイム。実は下呂温泉には人気のB級グルメが存在するのだ。まずは、下呂温泉の定番ご当地グルメの「鶏ちゃん」。皆さん、鶏ちゃんという岐阜県の奥美濃、飛騨地方の郷土料理をご存知だろうか?これが実に美味い。北海道のジンギスカンが起源で羊肉のかわりに鶏肉をつかったもので、その名は同じく北海道の魚焼きの名物料理のちゃんちゃん焼きに由来しているのだそうだ。ふ〜ん、なるほど、すごく分かり易い。ニンニクのパンチが効いた伝統の味噌ダレが実に美味い。

そして楽しみにしていた下呂のキラーグルメを2つ紹介だ。まず1つ目が、最近メディアでも登場しはじめてきた「飛騨牛の鉄火丼」だ。まぁ〜何よりも見てください、この丼からはみ出さんばかりに盛られた飛騨牛ちゃんを!ブランド牛の飛騨牛をホントちょっと炙って、ほんのり桜色の丼!まさしく鉄火!こりゃ、はっきり言ってたまらんよ!ちなみにこれで1800円。美味いだけにお値段も立派だ。今回は生意気に良太くんがご賞味。続いて、下呂のNewご当地グルメの「トマト丼」。これぞB級グルメと言える面白くて美味いという逸品だ。
良太くんが、「美味い美味い」とうなずきながら飛騨牛鉄火丼を頬張る。「ちょっと食べさせて?」と懇願しても、駄目ぇ〜っとつれないコメント。いやぁ〜画像で見るよりもホント美しく輝いている飛騨牛ちゃんに、自然とヨダレが出てくる。菜優真優ちゃんたちは2人で元祖名物の鶏ちゃんを分けっこ。実はこれも美味いんだよねぇ〜。あぁ〜ごめんなさい、美味い以外に上手く表現できない。自分のボキャブラリーのなさが情けなくなってくる。

そして新名物のトマト丼。ママは楽しみ初体験。ご飯の上にやや甘めに炒めた飛騨牛と玉葱、しめじがこんもりのっている、ここまでならば普通の牛丼つゆだくって感じだ。ここで登場するのが下呂の特産品のフルーツトマト!いやぁ〜このトマトが甘くて美味い。どうですか、牛丼にトマト・・・味を想像できますか・・・?ずばり言います、これっ極美味!パパのトマト丼を真優ちゃんが軽くまぜてくれています。つゆだくの牛丼とフルーツトマトがいい具合に混ざり合うと、濃厚な飛騨牛の肉汁と爽やかでちょっと酸味のあるトマトの味が調和して、まるで和風イタリアンリゾットのようなすごく上品な味になる。

ものすごく美味いし、ホントさらっと食べれるので多少ヘビーに宿の朝食食べて来てもも軽く食べれるので、下呂宿泊の際にはぜひ立ち寄ってみてください。ホントB級グルメファンのパパがこれだけお勧めするのだからぜひどうぞ。ちなみ、お新香がついてくるんだけど、それもトマトの漬け物なんだとさ。あぁ〜お腹いっぱい。満足じゃぁ〜。下呂温泉街は、飛騨川の河川敷の無料野天風呂の「噴水池」、温泉博物館、温泉寺、チャプリン像、林羅山像、そしてビーナスの足湯はじめ点在する足湯など、観光の目玉というものはなくとも、のんびり散策するには面白いところだ。今回は雪のため散策どころではないので(雪のためびちょびちょで)残念ながらこれにて名古屋へ向けて出発。ところが、途中再びものすごい雪が・・・帰りは中津川ICから中央高速経由で帰るものの激しい雪のため、結局どこもよらずに帰宅。うぅ〜寒かった。とりあえず初めての名湯下呂温泉旅行楽しかったです。ツルツルの湯、もう1度行きたいものですねぇ〜。さぁ〜て、2009年はどんな楽しい旅に出かけられるかな?楽しみです。

郡上八幡観光協会 http://www.gujohachiman.com/kanko/
さんぷる工房 http://www.samplekobo.com/index.php
下呂観光ホテル http://www.geroyado.co.jp/
下呂温泉合掌村 http://www.gero.jp/navi/kankou/gasyou.html

下呂市観光情報 http://www.city.gero.lg.jp/kankou/

[BACK]

[Next Travel]

[Travel TOP]