2008年1月 冬の王様「越前ガニ」をもとめて!越前旅行! その3
(越前水仙の里と名勝「呼鳥門」!)


越前水仙の里公園にて

もぉ〜お腹いっぱいでダウン寸前状態・・・早く部屋に戻って布団でごろりとしたい!という中、良太くんが抜け目なくゲームセンターを発見。それも大好きというか?最近はまっているUFOキャッチャーがあるからたいへん。「やりたぁ〜い!やりたぁ〜い!」と大騒ぎ。ホント苦しくて早く一服したいところだが、仕方ないチャレンジさせてあげることに。ところがどうも上手くアームが動かない。結局3回トライするも、まともに狙ったところにいかず。がっかりモードの良太くん。ところが、こうなるとママが放っておかない。すぐにフロントに交渉。結局女将がわざわざ出向いてくれて全部返金。まぁ〜穫れなかったのは残念だったけど、暇つぶしになったから良かったのでは?部屋に戻ると、酔っぱらいのパパでさえ休み暇を与えられない・・・交互に肩車やお馬さんと厳しいファミリーサービスを強いられる。続いてトランプでババ抜き。当然ながら酔っぱらいのパパがほぼ全敗。これでキッズ達は満足顔で就寝。パパもようやく開放、疲れ果てたようです。

夜は津々と雪が降り続き、あっという間に道路は真っ白に雪化粧。ところが北陸の雪は噂通りべた雪なのか?朝になると無事溶けており、雪も上がってこの時期にしては申し分ない観光日和に。まずはみんなで温泉へ。朝風呂はホント気持ち良い。ここは天然温泉な上に海藻風呂とかで、浴槽内に袋に入った海藻があって面白い。海藻エキスが美肌効果でもあるのかな?日本海の荒波眺めながらの朝風呂は実に良い。露天風呂も欲しいところだが、この冷たい海風ではきついのかも?朝食は、無難なメニューかな?強いてあげればブランド魚の若狭カレイの一夜干しが実に甘くて美味しかった。パパはご飯おかわり3杯。すごい・・・。

部屋からの日本海の眺望も良かったです。まさしく厳冬の日本海の荒海と言う感じ、見つめていると心の奥から冷え込んでくるような・・・そんな厳しい海の眺望でした。しかし、夕日は美しいらしいですよ。冬に見るのは中々難しいらしいですが。フロント横には美味しそうな越前ガニたちの生け簀を覗けます。黄色タグの他にも青タグの石川県のズワイガニなどもいました。そして嬉しいサービスがモーニングコーヒーサービス。チェックアウト前に頂くことに。コーヒー飲めないキッズたちには、ジュースがありますが、ずーずーしくも「ソフトクリームありますか?」とリクエスト。ところが、ホントにソフトクリーム出してくれたから驚き。この時期に用意されているんだねぇ〜。たいへん親切な対応でした。一流どころの旅館とは違い、蟹目当ての割烹旅館でそれもハイシーズンということもあり、いっぱいいっぱいでスタッフが走り回っているという感じでしたが、何点か不満もあるものの、気持ちよく宿泊することができました。お世話になりました。

宿を出発すると、荒々しく波が砕ける海岸線を南下。約15分ほどで「越前水仙の里公園」に到着。水仙が初春の花ということは当然ながら知っていたが、こんな小雪舞うような時期に咲く花だとは恥ずかしいけど知りませんでした。確かに別名「雪中花」と呼ばれていますからねぇ。冬の風物詩として知られる「越前水仙」の見頃は12〜1月とのこと。初春というより冬の花なんですねぇ、初めて知りました。公園入り口の福井県育ちの俵万智さん(大坂生まれだけどね)の詩の記念碑前で記念撮影。他の人がみんなカメラかまえていたので何となくハイポーズ。早速、水仙ドームへ入場。

人気の越前水仙の発祥の地でもあり、群生地としても名高いのがここ旧越西村。荒々しい海岸沿いの急斜面に綺麗な水仙が群生しております。ここ水仙ドームでは室温13℃設定で通年可憐な越前水仙を観賞することができるのだそうです。とにかくこの水仙ドーム内に入ったとたん、ものすごく強烈な水仙の香り・・・ホントミツバチになったような気分でその香りを思わず楽しんでしまう。約3000本だそうだ。その水仙ドームをくぐるとバーンと水仙群生かな?っと思いきや、これで終わり・・・・えぇ〜もう終わり。思いっきり期待はずれ?

実はここ水仙ドームの他に、歩ける距離にある「水仙ミュージアム」「ふるさと資料館」の3施設から成り立っているのだそうだ。水仙群生地の中をかなり急な階段がつながっており、水仙ながめながら他の2施設に移動しても良いし、車だとあっという間だ。我が家は当然ながら車で移動。丘の上の「水仙ミュージアム」へ。ここにはホント可憐な原種が展示されている。
どの人気の花もそうだが、原種ってホント可憐って言葉が似合う。この越前水仙の原種もホント可愛い花だ。原種の可憐さは人間達に改良された品種とは全然違う清楚さがあって素晴らしい。この原種が大切にこれだけ多く展示されているとホント美しい。ちなみに、「越前水仙」とは、越前海岸に咲く日本水仙の総称だそうです。この地は、房総半島、淡路島とともに日本水仙三大群生地に数えられているとのことです。

本来越前水仙の見頃は12〜1月。ところが今年は暖冬の影響で開花がえらく遅れているらしく、残念ながら3分咲きって感じだ。日本海をバックに一面咲き誇る越前水仙のこのシチュエーションは、ここ越前海岸を代表するシーンなんだけど今日はイマイチかな?

ピーク時はそれは素晴らしい光景となるでしょうねぇ〜。白い水仙が咲き乱れるだけで十二分に美しいのに、その上海を眺められるというのは中々ない。時期的にも蟹目的で越前入りした際に越前水仙観賞は申し分ない。
越前水仙の里公園を更に南下。奇岩、断崖が続くダイナミックな海岸線はどこも景観美で、停車スペースが何カ所も用意されている。約10分ほど走ると、これまた越前海岸を代表する景勝地の「呼鳥門」へ到着。長年の風と波の浸食によって、日本海に突き出した岩壁がくり抜かれてできた自然のトンネルだ。
奇岩断崖が連なる越前海岸のハイライトスポットも言える「呼鳥門」。とにかく迫力がすごい!まさしくダイナミックな自然の力に驚かされるばかりだ。以前まではこの中を道路が通っていたのでホントの自然のトンネルだったのだが、今ではすぐ横に人口トンネルがができてしまったために、車&歩行でも通過禁止となってしまった。遊歩道はこの記念碑のところまでとなってしまっている。残念。ちなみにこの呼鳥門という名だが、この先に鳥糞岩という何故か海鳥達が集まる岩があり(他に名前なかったのかな?)、その鳥糞岩への通り道とのことから名付けられたそうです。
遊歩道脇には、福井県が生んだスター五木ひろしの「越前慕情」という歌の記念碑が・・・とにかくでかい。もちろん大音量でその越前慕情がずーっと流れています。確かに日本海に演歌ってあいますねぇ。これにて越前海岸観光終了。この先にも「越前岬水仙ランド」「越前かにミュージアム」「北前船主の館」等いろいろ見所はあるようだが、今回は断念し福井市街へ。丁度ランチタイム。本日のランチはもちろん「越前おろし蕎麦」だ。はずせない!福井駅前の人気の「越前福そば」へ。

ママは人気メニューの1つ「お市そば」。これは人気の「おろし、天婦羅、明太子おろし、納豆おろし、とろろおろし」の5つの味が楽しめる。ボリュームも十分のようだ。パパはもちろん定番中の定番「越前おろし蕎麦」の大盛りだ。おろし入りのつゆを思いっきり蕎麦にぶっかけて豪快に頂く。越前のおろし蕎麦は青首大根の辛さがポイントだ。しかし、それにしてもここ福そばのおろしの辛いこと・・・ホント辛い。子供にはちょっと無理かな?

理江ねねは昨日に続きソースカツ丼と越前おろし蕎麦のセット。ソースカツ丼かなり気に入ったようだ。もちろん初賞味の越前おろし蕎麦も「美味い!」と大好評。良太くんはどこでもカレーうどん。福井と言えば蕎麦どころなのに・・・あまのじゃくだなぁ〜。菜優真優たちは盛りそば。

それにしても何度食べても蕎麦好きには、越前おろし蕎麦はたまらい。シンプルな上に大根の辛みアクセントがたまらない!その上、ぶっかけて豪快に頂けるのが増々美味さを倍増させる。だからホント軽く1皿いっちゃいます。2〜3皿いく方も多いらしいですね。ちなみにここ福そばさんは店前のコインパーキングに駐車するとコインがもらえるので嬉しいです。あぁ〜美味かった。本当は福井市よりももっと南の武生市で本場の蕎麦頂きたかったのに、どうしてもよれなかったのでまた次回の楽しみにとっておきます。

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最後に荘厳な永平寺へ!

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