2008年1月 冬の王様「越前ガニ」をもとめて!越前旅行へ! その2
(あぁ〜憧れの黄色タグ・・・越前ガニ堪能!)


でぇ〜ん!!憧れの越前ガニ登場!眩しいぞ黄色タグ!

パパは早速セイコガニを頂きます。越前ガニの♀はセイコガニと呼ばれます。他のエリアではコウバコガニ等々いろいろ呼び名があるようですが、このセイコガニと言えばまずは外子と内子だ。外子はお腹にかかえた茶色の卵のことで、このプチプチ感がたまらない。ホント歯ごたえ抜群!内子は蟹味噌の一部で卵巣のこと。この赤い内子の美味いことといったら・・・う〜ん最高。セイコガニは11月の解禁から1月10日までのたったの2ヶ月間(正月がはいるので)しか穫ることができません。まぁ〜資源保護の観点からいえば仕方ないことですね。今回はギリギリセーフで頂けました。ラッキー!セイコガニの内子外子を珍味として重宝する方が多いと聞きましたが、良くわかりました。納得。

続いて光り輝く越前ガニの「蟹刺し」。なんて表現すれば良いのでしょうか?ついさっきまで元気いっぱいだった越前ガニの透き通るような身・・・・う〜ん、ただ見ているだけでも感動ものだ。冷水につけることによって、あの独特な花が咲いたように広がる美しい蟹の身・・・あぁ〜蟹刺し美しい。思いっきりひと口で頂く。最高のプリプリ感、そして全く抵抗感なくつるっと身が抜ける。そして・・・う〜ん、なんだこの甘み・・・美味い!!!今まで食べてきたどの蟹とも違う!!思わず絶句!!

いやぁ〜驚いた、ブランド蟹ってこんなに美味しかったんだぁ。ホント参りました。確かに「お前そんなに感動する程、蟹刺しを食べて来たのか?」と言われると回答に困ってしまうが、数少ない経験の中でも明らかに違う味だ。やはりこの黄色のタグの底力はすごい。我が家のキッズたちも贅沢にも思いっきり頂いちゃってます。蟹刺しだけでもこのボリューム、おいおい、いい感じだぞ。

みんな満面の笑顔。もう笑顔にならない方が可笑しい。ツルーツルーと景気良く頂いちゃいます。越前ガニのツアーなんかで注意しないといけないのが、黄色タグ付き越前ガニのコースとうたってあっても、通常は茹で蟹がつくだけで、決してすべてがタグ付きな訳ではない。全てにおいてタグ付きであれば必ずそうコメントされています。ほとんどが茹で蟹だけである。ちょっとした旅館でオールタグ付きコースだと間違いなく1泊5万円以上だ。今回の我が家のコースは、タグ付きは茹で蟹とセイコ、蟹刺しとなる。焼き蟹と蟹しゃぶ、天婦羅はノーマルの活ズワイガニだ。

良太くんも完全に蟹ファンに。昨日までは「蟹なんて好きじゃない」と言ってた癖に、いざっ頂いてみるとご機嫌だ。ちなみに、菜優真優ちゃんは蟹とは無縁のお子様ランチ。良太くんは蟹ジュニアコースだ。立派な夕食用意してやったのに、大人達が興奮して頂いているせいか?本物越前ガニをドンドンうばっていく。その上「美味しい〜!」と大騒ぎ。君たちにはまだ早いんだよ。この味は・・・。しかし、ホント美味いねぇ〜。この蟹刺しいくら喰っても飽きないって感じだ。

続いて蟹しゃぶです。実はこの蟹しゃぶが大注目だったんです。何故かと言えば、タグ付きとノーマルの食べ比べという意味があるからです。さぁ〜っと軽く火を通しただけで頂きます。う〜ん、これはこれですごく美味い。でも、全然違うのだ。何て説明すれば良いのかわからないが、全員同意見でタグ付きと味が違う。口にすれば違いがすぐわかる。そのくらいに違う。どちらも美味しいだけどね、ホント不思議。「やっぱり越前ガニってすごいねぇ〜」のひとことが思わず口に出てしまう。う〜ん、本物の味おそるべしだ。
ここでメインの茹で蟹が登場して来ました。先ほどお部屋でご対面した3杯がアツアツで戻ってきました。すごい湯気・・・まさに茹でたて。我が家の食事のペースにあわせて、茹で上げてきてくれたんだって。もう見ただけで美味しいこと間違いなしだ。もう完全にテンションあがってきたぁ〜。ここで、親切な板さんが上手に食べやすいように包丁を入れてくれます。目の前で見るのは初めてでしたが、ホント板さんって上手だ。感心。

これでもかぁ〜っという感じで、豪快に登場してきたメインの越前ガニの茹で蟹。もう〜すべてを超越してビューティフルのひとことだ。食べるというより、しばし眺めていたいと思うくらいホント美しかった。みんな大興奮。テンションMAX!!!

ここで再び優しい板さんが、丁寧にさばき方を教えてくれます。ママと理江ねねがレクチャーうけて実践。でも、蟹ちゃんが熱〜い!すごく熱い。パパの蟹は、ここで出て来ましたグルメ坊主の良太くん。「やるやる、やりたぁ〜い!」と板さんに教えてもらっていざ挑戦。「熱〜い!」と大騒ぎしながら悪戦苦闘で何とか無事解体成功。いやぁ〜それにしても1人1杯はさすがに迫力あるねぇ。
さっそく待ちに待った茹で蟹頂きま〜す。予想通りの美味さに皆大満足。正直美味い!ホント美味い。完璧だぁ。当然ながらしばし無言。蟹を食べると黙り込むと言うが、これは事実だ。しゃべっている間がない。菜優真優ちゃんたちも自分たちのオムライスを無視して、蟹を頬張る。贅沢だが仕方ないね。パパはいよいよ蟹味噌を・・・うわぁ〜うめぇ〜!!!!!もうひと口頂く。再びうめぇ〜!!!!こりゃホントたまらん。越前ガニ万歳!!
ことのほか蟹がお気に入りの真優ちゃん、私も食べる〜と豪快に足をもぎ取って頬張る。感想聞くともちろん「美味しい!」とのコメント。ホントにわかってるのか?ここで焼き蟹もスタート。ところが、あまりのボリュームでかなり皆の胃袋が満腹警報を鳴らし始めて来た。いやぁ〜すごいボリュームだ。しかし、焼き蟹の香ばしい匂いが漂ってくると、最後の気力がわいて来た。だって見てよ、この美味そうな甲羅焼き・・・。

無茶苦茶美味しい茹で蟹の太い足の身に、茹で蟹、甲羅焼きどちらのでも良いのだけれど濃厚な蟹味噌をつけて頂くと、これまた至極の美味さだ。いやぁ〜茹で蟹1杯っていくら喰っても減らないって感じだ。でも、この茹で蟹でそのホントの美味さがわかるというのかな?文句のつけようがない。実は蟹と言うのは生け簀なんかでも管理が難しいらしく、北陸各地の有名な温泉&観光地の宿でも、ほとんどが港で茹でてたものが出荷されるのだそうだ。だから港に近いところでないとホントに美味い蟹刺し等は頂けないらしい。だから茹で蟹だけがタグ付きというプランが多いのかなぁ?それに三国港等独特の競り方法は独特で、まとまった数をセリ落とすシステムになっている。だから数杯ずつ購入なんてことはできないんだそうだ。その上、冬の日本海はシケも多く、競りも思った程多く開かれないのだそうだ。だからこれだけ高価になるらしい。

確かに高い。初めは日本一美味いフグを食べさせる大分県の臼杵のフグなんかと大体同じくらいの金額かな?っと想像していたが、フグより越前ガニの方が高いねぇ。九州では毎年冬は大分でフグ!と決めていたが(ちなみに多くの方がフグは山口の下関だと思われているかもしれませんが、フグは絶対大分県!これ間違いない!大分でしか頂けないフグ肝があるから!興味ある方は旅日記の過去参照してね)、こちらに越して来て、これからは蟹だねぇ。

顔中に蟹の身つけて満足顔の菜優真優ちゃんたち。本来、こういった高級食材頂くときは、部屋食でのんびりといきたいものだが、蟹に関してはそうでもないらしい。賄いさん曰く「蟹は豪快に食べるのが1番!」とのこと。どうしても部屋が汚れて臭いも残ってしまう。だから部屋食にしない方が実は良いのだそうだ。ここ石丸では、いくつかある宴会場をまるで個室のように仕切ってくれて、それも子連れ通しが隣合わせになるようにと気を使ってくれていて助かる。だから早々に幸せ気分で酔っぱらい状態のパパ・・・ホントに味がわかっているのか?気分良く甲羅焼きの蟹味噌を頬張る。酔っぱらいには何食べさせても美味いって答えるから勿体ないね。

満腹状態でアップアップの中、人気の蟹釜飯が出て来ました。実は、本来のメニューではこの蟹釜飯なのだが、3人分のうち2人分を蟹雑炊に予約時に変更依頼済み。嬉しいことに快く希望に応じてくれてすごく好感がもてるお宿だ。それでその蟹雑炊も登場。美味そうだ。完璧な満腹だが、この2つを見て喰わない訳にはいかない。逃走本能に火がついた。

残念ながら少し頂いて力尽きるママ&理江ねね。最後に残った我が家のクローザーのパパ・・・蟹雑炊1人前は軽くクリア。蟹釜飯も何とかクリア・・・ここでパパの勢いが落ちると見るや、ママが我が家の最後の切り札カードを切る!末っ子真優ちゃん登場。真優ちゃん、期待に応えてパパと一緒に最後の蟹雑炊完食!う〜ん、蟹食べたぁ〜て感じだ。ママ曰くもうしばらく蟹食べなくてもいいかも?というくらい思いっきり堪能させてもらいました。デザートのミカンがさっぱりして美味しかった。菜優真優ちゃんは当然のようにパパのデザートを横取り。その食べっぷりを見た賄いさんより、ミカンの差し入れを頂く程。ホントありがとうございました。いやぁ〜でもホント美味かった。実は写真に残していない料理もいくつもあって、ホントボリューム&味申し分なし。お造りの鯛とかも美味かったもんねぇ〜。流石日本海ものだけあって身がしまってたねぇ。来年はぜひ蟹すき(蟹鍋)を頂きたいなぁ〜。ご馳走さまでした。

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2日目!越前水仙と名勝「呼鳥門」、そして越前蕎麦!

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