2008年1月 冬の王様「越前ガニ」をもとめて!越前旅行! その4
(福井の定番観光地、厳冬の永平寺へ!)


大本山永平寺の有名な「絵天井の大広間の傘松閣」

福井市街より車で約40分くらいで曹洞宗の大本山「永平寺」へ到着。このへんまで来るとかなり雪深くなってくる。ゆく年来る年等でもよく登場してくる有名な永平寺は、1244年道元禅師によって開かれた座禅修行の道場だ。今も雲水さんと呼ばれる200名以上の修行僧が日々厳しい修行に励んでいるそうです。

老杉で囲まれた境内には、大小70もの建物がならび、中でも山門、仏殿、僧堂、大庫院、東司、浴室、法堂のお堂は「七堂伽藍」と呼ばれ修行にはかかせない重要なものとのことです。全てではありませんが、一般も中を見学できます。まずは大きな広間で雲水さんからいろいろな説明を受けます。その後、参拝コースにそって中へ。いきなり来るのが絵天井の間として有名な「傘松閣」。広〜い!

ここ傘松閣の「絵天井」は必見だ。昭和初期の有名な画家144名による230枚の花鳥画が美しく輝いている。皆、スリッパ脱いで中に入ると、まずは「うわぁ〜」とひとこと。確かにこの絵天井素晴らしい。皆、天井の絵をわぁわぁ〜大騒ぎで探し出す。実はこの230枚の中から「鯉」2枚、「獅子」2枚、「リス」1枚を見つけると幸せになれるとの噂があるらしい。

我が家もみんなで早速一生懸命探し出す。しかし、これがすごい数あるので結構な重労働だ。他の観光客の話に耳を傾け、他力で見つけようとパパが姑息な手をつかう。がんばった結果、まずは葡萄の房の上のリス発見!続いて大きな白い鯉発見。今にも泳ぎ出しそうな黒鯉も発見。

最後に、かなり雰囲気の違うカラフルな獅子と白いが眼が爛々と輝く獅子発見!これで目的の5枚ようやくゲット!幸せになれるだろうか?とりあえず大喜びのキッズたち。上ばかり見てたので首が・・・。たいへん有名な傘松閣の絵天井でした。ここから再び参拝コースへ。雪深い山寺なので、本来寒風吹き込む廊下はきついだろうと心配してきたが、綺麗に雪が入らないよう手作りのスクリーン整備。思ったよりも寒くない。

法堂に向かう長〜い階段。それはもうゴミ1つ落ちていない綺麗な階段だ。毎朝毎朝修行僧さんたちが磨き上げていてピカピカ!修行ってたいへんだ。承陽殿では御開山道元禅師が祀られています。すごく厳粛な雰囲気が漂ってきます。そして1番高いところのきらびやかな法堂へ。朝のお勤めが行われる場とのことだ。
何か寒さもあるけど、凛としてきますね。1歩外に出ると、深〜い雪。まさしく修行の場のイメージ通りだ。そして下りの長い廊下・・・ツルツルに磨き上げられているので怖いくらい。ホント至る所綺麗だ。できることなら、どなたか我が家に修行にきてくれないかなぁ〜?こんなに広い境内を磨き上げるのだから、狭い我が家なんてあっという間に綺麗にしてくれるだろう。ホント修行僧の皆さんたいへんでしょうが、がんばって下さい。

真ん中に位置する仏殿。ここも広くて歴史を感じます。「現代、過去、未来」を祀る「三世如来」が有名です。そして大倉院へ。いわゆる永平寺の台所だ。ここにはあの有名な「大すりこぎ」がある。天井から吊るされているそれは大きな大すりこぎ!これに触れると料理がうまくなるという言い伝えがある。みんなで一生懸命ナデナデ。良太くんなんか抱きついちゃったもんね。実は、このすりこぎは、仏殿建築に使われた地突棒なのだそうだ。

1番下の山門へ。外から眺めると永平寺で1番古い建物としてシンボル的な山門ではあるが、雪のため外から眺めることはできませんでした。禅師、修行僧は入山、下山の時のみ通行できるとのことです。この眼の前が「除夜の鐘」で有名な大梵鐘です。幾度となくゆく年来る年に登場しましたよね。ぐるっと参拝するのに60分ほどはいるでしょうか?たいへん広い永平寺でした。外国人の方の参拝もすごく多いですね。永平寺の参道にはお土産さん等がならんでいる。この寒さだ、甘味を食べたいということで眼の前の「てらぐち」へ。
ママと理江ねねは甘そうな餅入りぜんざい。実は永平寺の名物でもあるゴマ豆腐入りのぜんざいもあったので、ぜひ注文してみたら!とパパがかなりリクエストしていましたが、どうしてもママ達興味はあるものの・・・二の足を踏みました。パパはついさっき食べたばかりなのに、再びおろし蕎麦。何でそんなにお腹に入るの?有名な越前おろし蕎麦でもここのは辛くないあっさりおろしだね。これはこれでいける。この近辺では永平寺蕎麦と看板が出ているけど、おそらく同じものなんだろうなぁ。キッズたちはデザート。う〜ん、美味しかった。
最後に永平寺入り口前で記念撮影。永平寺では一般参拝以外にも座禅体験や写経体験、そして参籠体験等いろいろな参拝+αの企画があるようなので、ぜひ座禅で精神統一してみては?、これにて越前観光全日程終了。福井北ICより北陸道〜名神高速を快走し名古屋へ。福井観光の後は、理江ねねの名古屋めし体験だ!理江ねねはF1ファンともいうことで、毎年鈴鹿サーキットに日本GP観戦に来ていたので、味噌煮込みうどんなどは食べたことがあるという。そこで今回は名古屋名物手羽先に決定。山ちゃん、風来坊、伍味酉とどこが良いかな?と話しているとコーチンの手羽先と食べ比べしたい!ということで我が家も良く行く「伍味酉」の名駅店へ。早速名古屋コーチンの手羽先登場!
ノーマルの手羽先に比べてひとまわり大きいコーチン手羽先。実にジューシーで食べ比べるとやはりコーチンに軍配があがる。値段もコーチンに軍配。とりあえずコーチンの串焼きなどをドンドン注文。美味い!!特長ある名古屋めしの中では安心して頂けて実に良い。結構食べたところで、今宵のメイン、冬にはたまらない「名古屋コーチンの八丁味噌鍋」。う〜ん、まさしく名古屋を代表する鍋だね。

なるほどコーチンの鍋は実に美味い。何より単純にコーチン自身が美味いんだよね。でも、名古屋名物のこの八丁味噌・・・きらいじゃないんだけど、この八丁味噌の味が征服しちゃうんだよね。折角こんなに良い名古屋コーチンから出る鶏のダシが全然きいていない。博多名物の水炊きの奥深い鶏ダシとはちょっと違うのが惜しいね。ぜひ、この名古屋コーチンを水炊きにつかってみたいね。さぞかし美味いと思うなぁ〜。

それでも手羽先等美味しくいただけました。理江ねねも期待以上????大満足だったようです。理江ねねはしばし休暇をとっていたため、翌日以降はしばしのんびり日程。越前蟹、おろし蕎麦、ソースカツ丼そして名古屋にて手羽先頂いた上で、次なるターゲットはこれまた名古屋名物の「ひつまぶし」。手羽先同様ひつまぶしも安心してお勧めできる名古屋めしだ。早速、1番の人気店「あつた蓬莱軒陣屋」へ向かうも・・・激混み。まだこの時期初詣客がいるのかなぁ〜?何と席につくまで1時間半待ち。蓬莱軒は席についてからまだ40分くらいはゆうに待つので残念ながら断念。栄にあるこれまた老舗の「いば昇」へ。

錦のビル街にひっそりと佇む鰻屋さんの「いば昇」。狭い店構えからは想像できないほど奥行きがあって結構広い。そして店内は歴史ある佇まいで悪くない。ひつまぶしはあつた蓬莱軒がずば抜けて有名だが、実はひつまぶし発祥の店はここいば昇さんだ。3代目が考案した食べ方が、今や全国に知られる名古屋名物にまでなったのだ。
早速、定番のひつまぶしを注文。通常ひつまぶしは1人づつわかれて出されるが、いば昇では3人分まとめて出てくる。ご飯、鰻、ご飯、鰻と2段重ねだ。でも、3人前としては幾分量が少ないかなぁ?名古屋独特の蒸さずに焼き上げるのでカリカリ鰻だ。これがひつまぶしには良いらしい。1杯目はそのまま、2杯目は薬味のネギやわさびを入れて、3杯目はお茶づけで!これで鰻を3通りの美味しさで楽しめる。ひつまぶしは最後の3杯目をおだしで頂く店とお茶で頂く店と大きく2つにわかれる。蓬莱軒なんかはおだし派だ。いば昇はお茶派。いば昇で頂くまでは、おだしの方が美味いと思っていたが、お茶はすごくあっさりしていてこれもGoodだ。美味しい。名古屋めしを堪能して理江ねね帰京。美味しいもの食い過ぎた。まさしく正月太り・・・間違いないな。それにしても改めて全国に名の通った「越前ガニ」。その名に恥じないまさに冬の王様でした。また食べたい・・・。

ヨーロッパ軒 http://homepage2.nifty.com/yo-roppaken/
福井県立恐竜博物館 http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
ホテル割烹 石丸 http://www.ishimaru.biz/
福そば http://r.gnavi.co.jp/r104300/

永平寺 http://www.mitene.or.jp/~katumin/
伍味酉 http://www.taste-net.co.jp/
いば昇(あいちま食ナビ) http://www.aichima.net/navi/foods/03/index.html

 

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