2008年1月 冬の味覚の王様「越前ガニ」をもとめて!越前旅行! その1
(フクイサウルス待つ勝山恐竜博物館へ!)


あぁ〜憧れの越前蟹たち勢揃い!

2008年あけて最初のファミリー旅行は、冬の王様とも言われる「越前ガニ」をもとめて、夏の海水浴に続いて再び福井県へ1泊2日旅行だ。家族全員が惚れ込んだ九州の冬の味覚は完璧というか?素晴らしいのひとことであった。九州の冬の味覚の代表は幻とも言われる「アラ鍋」や皆さんご存知「フグ料理」・・・等々どれをとってもこれぞ1番と言える程のものばかりだった。そんな素晴らしいグルメの地、九州において唯一物足りないものと言われれば蟹かもしれない。もちろん竹崎蟹に代表されるワタリガニは美味しかった。しかし、真っ赤に輝く大型のズワイガニや松葉ガニ、タラバガニなどと比較されると見劣りするのは明白だ。ならば、いかに美味いのか?早速確認に出発だ!
どうせならば1番のブランド蟹とも言っていいだろう「越前ガニ」を食したいということで、再び福井県の越前を目指して小雪舞う名神〜北陸道を疾走。今回は千葉の理江ねねが初めて名古屋入りして一緒に蟹三昧旅行だ。名古屋から約1時間半で福井IC到着。丁度ランチタイムなので夏と同様、福井を代表するB級グルメ「ヨーロッパ軒」へ。今回は福井駅前にあるヨーロッパ軒総本店だ。お目当てはもちろん名物の「ソースカツ丼」だ。これが実に美味い!

B級グルメは全国に数あれど、ホントに美味しい満足できるものはそうあるものではない。特にカツ丼やオムライス系はリスクがあるものだが、ここヨーロッパ軒のソースカツ丼は画像からは想像できない、噂通りの味なのだ。細かいパウダー状の特製パン粉がその柔らかくジューシーなカツをつくりあげる。そして独特なウスターソースは、まるで鰻丼のたれのように感じるほどマイルドで癖になる味だ。実に美味だ。我が家では昨夏美味さ確認済みだが、理江ねねは初賞味。感想は当然ながら「これっ美味しい〜!」でした。

う〜ん、何度頂いても大満足のヨーロッパ軒。お腹いっぱい。店を出ると雪がかなり激しく降って来ました。冬の北陸の空はどんより低く重く・・・横殴りの雪はホント冷たい。こうなるともう屋内の観光地を探すしかない。意外とないものだ。少し離れるが、勝山市の県立恐竜博物館に決定。早速吹雪いている福井市内から勝山へ。実は福井県立恐竜博物館は国内最大級の規模で有名らしい。知りませんでした。ものすごく綺麗な博物館でいきなりリアルな動きをする恐竜がお出迎え・・・びびりまくる菜優真優ちゃん。写真撮るも恐竜が気になって・・・。

「ボーンベッド」と呼ばれる骨化石が密集している層が再現されていたり、恐竜の巣が再現されていて大きな卵がならんでいる。良太兄ちゃんも卵の中に眠る恐竜の赤ちゃんの姿に興味津々。続いて実は石マニアの良太くんにとって嬉しい、化石、岩石、鉱物や宝石などがならぶ「地球の科学」コーナーへ。拡大鏡をつかって各鉱石をアップにして勉強だ。

菜優真優ちゃんたちも輝く宝石がならんでいるのでご機嫌。1〜12月の誕生石が綺麗にならび自分のはどれ?と大騒ぎ。3月の誕生石「アクアマリン」を見つけて「綺麗〜!」と喜ぶ真優ちゃん。12月の誕生石「ターコイス(トルコ石)」を見つけた菜優ちゃん・・・ちょっと地味なブルーの石に「えぇ〜これやだぁ〜」のひとこと。でも、変更できないんだよねぇ〜。その先には、いよいよ主人公の大型恐竜たちの骨格標本の登場です。うわぁ〜すごい数いる。すご〜い!いきなり出て来ましたT−レックスことチラノサウルス・レックス登場。さすが大迫力。

超大型草食恐竜など標本の数はホントすごい!その先には恐竜たちのジオラマゾーン。本物そっくりの恐竜たちがこれ又リアルに動き回る。ここで真優ちゃんギブアップ。「わぁ〜怖い」と泣き出す。いきなりジオラマコーナーに入るので小さい子はかなり驚くようだ。良太兄ちゃんは逆に走り回って興奮状態。

レプリカが多いが、迫力はかなり伝わってくる。標本の下にはどれも小さいけど、実際の恐竜たちの姿が展示されているのでイメージしやすくて良い。そして、隠れた主人公のフクイサウルスとフクイラプトゥルの骨格標本が展示されています。ここ勝山で発掘された目玉恐竜たちで、ここでしか見れないものだそうです。初めて耳にしたフクイサウルス・・・良く覚えておきます。

良太くんは将来発掘家になりたいという夢をもっています(まぁ〜実現は難しいでしょうけど)。そんな良太くんが興味津々で覗き込んでいるのが「化石クリーニング室」。眼の前で実際に化石の周りの岩を取り除く作業をクリーニングといい、その作業を見学できます。流石に真剣に覗き込む良太くん。夢を持つことは良いことだ。海の恐竜、空の恐竜の展示もいっぱい。

とにかく綺麗な館内には、所狭しと復元骨格標本が多数展示されており迫力満点。なるほど国内最大級の名に恥じない規模です。この寒い中、館内はけっこうなお客さんで賑わっていました。ちなみに恐竜の全身骨格が30体。そのうち6体が貴重な実物骨格だそうです。これはすごいね!

その先には、良くある進化の流れが見られます。定番のマンモス。その先にはいよいよホモサピエンスの登場です。いろいろ見れてなるほど1〜2時間見るには最適なスポットです。本来は、博物館の外は公園になっており、1日十分遊べる規模です。しかし、本日はガンガンに雪が降っているのでこれにて退散。いざっ今宵の宿「ホテル割烹 石丸」へ。

福井市街より約30分で到着。部屋に入ると早速板さんが、今宵の主人公の立派な越前ガニたちをご披露してくれます。元気いっぱいの越前ガニたち・・・美味そう。足には本物の証明の黄色タグが輝いています。日本海で広く穫れるズワイガニのうちここ三国漁港で穫れるものを「越前ガニ」と呼び、毎年皇室に献上される誰もが認めるブランド蟹だ。キッズたちも動く大きな越前ガニに興味津々。つっついちゃってます。

パパもかなり興奮状態・・・いきなり手にしたが大きいし、元気だし、かぶりついてきそう。う〜ん、夕食が楽しみだ。越前ガニを最高の状態で頂けるよう、蟹ちゃんたちは1度厨房に戻って我が家の食事のタイミングにあわせて再登場してくれる。板さん宜しくお願いします。準備ができるまで、温泉でのんびり。本当は日本海に沈む夕日が名物らしいのだが、残念ながら冬の北陸は夕日見れる確率は非常に低い。温泉ですっきりした後は、待ってました蟹三昧のスタートだ!わぉ〜!

早速登場して来ました「越前ガニ」の雌蟹の「セイコガニ」。セイコガニは11月6日〜1月10日までしか穫れない。今回はギリギリ間に合って人気のセイコガニも頂ける。嬉しい!外子、内子がびっしりつまっていて美味い。地元ではセイコガニの方が人気とか?(もちろん安くて手に入れやすいということが理由だろうが)。そして輝くような「越前ガニ」の蟹刺し登場。あまりの美しさにしばし見とれてしまう・・・。

どちらにも、もちろん本物の証明とも言える越前港のタグがつきます。このタグがつくだけで価値が全然違ってくるのだ。国内広く頂けるズワイガニ。北近畿〜山陰地方では「松葉蟹」と呼ばれるがこれも同じズワイガニで、ご当地ブランド蟹のはしりとも言える。そんな中、最近はご当地蟹もより細分化されてきて超ブランド蟹として確立してきた。その代表が「越前ガニ」「間人ガニ」「津居山ガニ」などだ。特に長年皇室献上品としてその名を全国に轟かしてきた「越前ガニ」はどうしても食べておきたかったので、期待わくわくだ。ちなみに蟹しゃぶの蟹はタグなしの活ズワイガニ。食べ比べが楽しみだ。

ちなみによく耳にする「ベニズワイガニ」は全くの別種。味はズワイガニより落ちると言われているが、その分安価なため人気だ。兵庫県の香住港で水揚げされる「香住ガニ」などはこのベニズワイガニだ。うんちくはともかく、早速グルメ王国の九州では味わえなかった蟹の醍醐味を思う存分満喫しよう!いただきま〜す!


[NEXT]
(ブランド蟹「越前ガニ」堪能続く!)

[Next Travel]

[Back]

[Travel Top]