2014年3月 世界遺産・熊野古道散策と幻の魚・クエ堪能の旅! その2
(世界遺産「鬼ヶ城」「獅子岩」「花の窟」などならぶ浜街道散策!)


世界遺産ならぶ浜街道散策へ!

鬼ヶ城の中に進むと・・・おぉ〜想像していた以上にすごい!大岸壁と打ち寄せる荒波がつくり出した景観にただただ圧倒されるばかりだ。しかし、津波もそうだが、波の力って想像を絶するね。こんな大きな岩を削っちゃうんだからねぇ〜。この異容な風貌・・・まさに鬼ヶ城って感じだ。

人工的には決して造れないであろう散策路を進む。おいおい、眼下は荒波暴れる太平洋・・・なのに岩に登ってはご機嫌。おいおいバカは高いところが好き!を地でいっているキッズたち。危ないぞぉ〜。危なっかしい遊歩道はずーっと続くのだが、昨年の台風の影響で(この地方は甚大な被害が出たんだよねぇ〜)、残念ながらメインスポットの千畳敷から先は通行止め。

熊野灘を眼下に見ながらの散策楽しみにしていたのにホント残念だ。仕方ない千畳敷からUターン。鬼ヶ城センターに戻ると菜優ちゃんが地元の特産柑橘「新姫」をつかったご当地ソフトクリームを発見!おねだりの末見事ゲット成功だ。うん、爽やかで美味い!ここからは1度車に乗って移動。目指すは車で約5分程の世界遺産の1つ「花の窟」だ。

ここ花の窟は神々の母イザナミノミコトを祀った神社として、日本書紀にも記されている日本最古の神社だ。高さ約45mの巨岩がご神体で、社殿はなく太古の自然崇拝の姿を残しているとのこと。まさしく古代から続く聖地だ。少し神妙な気になりながら参道を進む。なんてたってイザナミノミコトは、天地開闢において神世七代の最後にイザナギとともに生まれ、国産み・神産みにおいてイザナギとの間に日本国土を形づくる多数の子をもうけ、更に淡路島・隠岐島からはじめやがて日本列島を生み、更に山・海など森羅万象の神々を生んだという日本神話の女神である。その女神が祀られているというんだからえらく尊い。

参拝前に、まずは菜優真優ちゃん楽しみにしていた絵馬石をゲット。ここ世界遺産で日本最古の神社の花の窟での参拝は、日本書紀の記述に「花の時には亦花を以て祭る」とある通り、季節の花でお参りするのが正式とのこと。又、別な形としてすぐ横の七里御浜にある白石に願い事を書いて供える参拝もひろく知られているとのこと。それがこの絵馬石だ。眼の前の七里御浜の白丸石に願い事を書いて奉納するなんて、何か神秘的って感じしませんか?早速、みんなで魂こめて絵馬石に願い事をか書き込み。良太兄ちゃんとママは内緒とのこと・・・・。奉納所へおさめてこれで無事願い事叶うことだろう・・・。

キッズたちはおみくじにも挑戦。真優ちゃんは可愛い桃みくじだ。結果は・・・まぁ〜いいね。しかし、この巨岩、こう下から見上げてみるとえらく神々しく見えてくるから不思議だ。2月2日と10月2日に行われる例祭では、日本一長いとも言われる約170メートルの大綱を岩窟上45メートル程の高さの御神体から境内南隅の松の御神木に渡す「御綱掛け神事」が有名ですよね。太古の昔から続けられているというから歴史が違うね。

毎年、大勢の方が浜まで長〜い綱を引っ張っているシーンが全国のTVニュースに流れるが、ご神体の巨岩の上から続く大綱がどこに行っているのか全然知りませんでしたが、国道沿いの電柱を介してこんな小さな幹に結ばれているとは想像してなかったなぁ〜。花の窟神社の前は長〜く続く七里御浜。ここは砂浜ではなく丸石がゴロゴロしていて面白い。思わず綺麗な丸石を探し出す菜優真優ちゃん。「那智黒」と呼ばれる墓石の原料にもなる黒石もあるらしい。約25kmも続く七里御浜は、熊野古道浜街道の一部として多くの旅人たちに行き来されてきたとのことだ。
風光明媚な七里御浜を歩いて北上。目指す先には、何だか気持ち悪い人相の岩が見えてきたぁ〜。この岩、可哀想に菜優真優ちゃんたちにえらく評判悪い。その先にそびえるのが世界遺産の「獅子岩」だ。まるで海に向かって吠えているような姿の獅子岩は、高さ25mの巨奇岩だ。なるほど迫力ある姿だよねぇ〜。思わずハイポーズ!実は、鬼ヶ城の逸話の、坂上田村麻呂が打ち取った賊の首を埋めたとされる大馬神社の狛犬がこの獅子岩とのことだ。これにて本日の世界遺産めぐり終了。最後に美味しそうなみかん店を発見。おぉ〜美味そうなデコポン安い!
我が家用のおみやげとしてデコポンをゲット、更に実家へも発送。だって、ドンドン試食に出してくれたのだが、これがどれもホント美味かったのだ。そして大きい!う〜ん、いい買い物ができた。満足。これにて熊野市から尾鷲市へ移動。今宵の宿はクエ料理が自慢の「尾鷲シーサイドビューホテル」だ。周りには何もないし、温泉でもなければ、特別綺麗なホテルでもない・・・・ここの売りは繰り返すがずばりクエなのだ。おぉ〜楽しみ。でもいざっ部屋へたどり着けば、部屋からの海の眺望もいいし、14畳と広いし悪くない。早速、スタッフの方から海の生け簀に自慢のクエが泳いでいるので見てきては?とのこと。
待ってましたと、ホテル裏の天然の生け簀へ。おぉ〜いるよいるよ、天然のドデかいクエちゃんたちが。見た目は決して良い魚ではないが、福岡では魚王なんて書いてあった店もあった程、ホントフグを凌ぐ冬の王様だ。あぁ〜パパ涎でてるよぉ〜。宿に戻ればまずはお風呂でさっぱりだ。温泉でなくてもせめて露天風呂があれば文句なかったんだけどねぇ〜。今日は満員御礼状態なのに部屋数が少ないからか風呂は毎度貸切状態。意外に眺めが良くて悪くない。あぁ〜さっぱり。菜優真優ちゃんたちの浴衣にまでクエちゃんが描かれている。更に、箸置きや箸入れなどまさにクエ三昧。これ菜優真優ちゃんに可愛いと大好評!なるほどクエの宿なんだねぇ〜。いよいよ18時、お部屋にて待ってましたクエのフルコースのスタートだ。

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待ってました天然クエのフルコースを堪能!

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