2013年3月 家康と八丁味噌のふるさと、岡崎へ!


初めて訪れた八丁味噌蔵!

この週末は東京の理江ねねが久しぶりに名古屋入り。4泊5日と長めの休暇がとれたのでのんびりできる・・・っとのこと。ならばっと明日からはパパも1日代休をとって温泉旅行を計画。初日の今日はどうしよう・・・?理江ねねも名古屋メシ食べたいとはりきっていたので、近場散策へ出かける事に。まずは名古屋駅10時半頃に新幹線でやってきた理江ねねをピックアップ。そのまま三河エリアの玄関ともいえる岡崎へ。

岡崎市と言えば、みなさんご存じあの徳川家康公誕生の地でもあり、八丁味噌のふるさととしても知られる地だ。まずは腹ごしらえから。中岡崎&岡崎公園駅前の人気店「大正庵釜春本店」へ。元祖釜揚げうどんの店として知られるが、もちろん本場の八丁味噌をつかった味噌煮込みうどんも定番人気メニューだ。早速、理江ねねが食べたかったという八丁味噌煮込みうどんを注文。真優ちゃんはカレー煮込みうどん、菜優ちゃんは月見山かけうどんを各々注文だ。「おぉ〜麺が独特だねぇ〜」っと理江ねねご機嫌だ。やはり同じ味噌煮込みでも八丁味噌の濃厚さは一食の価値ありだよね。

理江ねねに納得してもらいひと安心だ。ママはここ大正庵釜春本店の看板メニューの天婦羅釜揚げうどん。釜揚げうどんと言えば、九州在住時にMrこと長嶋茂雄さん御用達とも言われる宮崎の超人気店「重乃井」で食べた以来。でも釜揚げうどんって美味いんだよねぇ〜。なるほど重乃井とは出汁が全然違うので面白い。甲乙つけがたい味だ。最後にパパは岡崎の新ご当地グルメとして誕生した「まぜめん」を初賞味!岡崎まぜめんの定義は
 一、八丁味噌を使用!  二、なたね油赤水を使用!        三、汁なしである!     四、麺料理である!
 五、ちゃんとまぜる!  六、自分オリジナルの食べ方を見つける! 七、まぜめんを食べ歩こう! 八、まぜ友を増やそう!

簡単に言うと、じゃーじゃー麺の八丁味噌うどん版という感じの汁なし麺だ。とにかく躊躇せず思いっきり混ぜて豪快に食べると美味いのとのこと。うん、まぁ〜想像通りの味だが悪くない。でも、少々パンチが薄いかなぁ〜(味はピリ辛なんだけど)?美味いだけに今後に乞うご期待かな?ちなみに今回は冷たい麺だったが温かい麺もあるとのこと。再度訪れなくては。

うぅ〜腹一杯。思いっきり八丁味噌グルメを楽しんだあとは、「八丁蔵通り」へ。途中誰かの手形を発見?何だぁ〜っと思いきやっ、2006年上期に放映されたNHK朝ドラ「純情きらり」の出演者・福士誠司さんの手形のようだ。なるほど、宮崎あおいさん主人公の純情きらりはここ岡崎がロケ地だもんね。福士さんは確か宮崎あおいさんのご主人役で、これから見学する味噌蔵の1人息子役だったはずだ。早速、味噌蔵見学へ。
全国的にも名の知れた八丁味噌だが、岡崎城から約八丁(約870m)先の八帖町で産み出されたことから呼ばれるようになったことご存じでしたか?更に「まるや」と「カクキュー」のたったの2軒しか蔵元がないという言わば貴重な味噌なのだ。駅から歩いて数分で、まずは「まるや八丁味噌」へ到着。受付を済ませて30分毎の見学ツアーへ。おぉ〜団体さんが一緒になっちゃってちょっと不運?八丁味噌の作り方などを丁寧に説明受けながら進む。途中、幼少期の秀吉がまだ日吉丸と呼ばれていた頃、ご飯を盗み食いしたのを見つかり、井戸に石を投げ落とし飛び込んだと思わせ逃げたという井戸見学。へぇ〜面白いものだ。このことから天下獲りとなった秀吉に良くされたとのことだ。なるほど「まるや」の歴史は流石だ。
何より眼に飛び込んできたのが、熟成蔵の大きな杉桶とその上の石の山だ。この石積みはまさに職人技!昔も今も八丁味噌は水分を少なく仕込み、職人の手により1つ1つ重石を積み上げ、二夏二冬じっくり寝かせてつくることによって、大豆の旨味を逃さない硬〜い八丁味噌ができあがるのだ。説明によればただ石を積むのではなく、石にはどれも顔面があるとか?顔〜??顔を外に向けながら積む??職人以外にはよくわからん話だ。ちなみに、石積の外壁を成す積石は約60kg、それを中から支える中石は約11kg、ピラミッドの頂点を成すまんじゅう石でさえ約9kgもあるんだそうだ。へぇ〜これはえらい重労働だ。感心しながらまってました試食タイム。八丁味噌の田楽。美味い〜!やはり田楽に八丁味噌はBESTマッチだよねぇ〜。

蔵の中には純情きらりのロケ地を示す看板が眩しい!更に、蔵の屋根には何と葵の御紋が輝く・・・水戸黄門ファンでなくてもご存じ徳川家の家紋だ。えぇ〜何で?実は三河武士が兵糧として愛用していたことからはじまり、徳川家とは強い関係にあったのだそうだ。そりゃぁ〜未だに三河地区の名物となっているのだ、三河武士のソールフードでなければおかしいよね。ひと通り蔵見学見終えると、最後に売店が・・・やはり八丁味噌買いたくなるよねぇ〜・・・ゲットだ!菜優真優ちゃんたちには、味噌かりんとうが大好評!結局かりんとうもゲットだ。これでまるやを出てお隣へ。

歩いてものの2分ほどで、お隣「カクキュー」の味噌蔵へ到着。こちらは仰々しく「八丁味噌の郷」と命名されていて、まるやよりも観光スポット化されているようだ。ちなみに純情きらりのロケもカクキューがメインだったとのこと。蔵内にはロケシーンの写真で一杯だ。早速、味噌蔵見学へ。ところが、休日というのに見学はフリー。受付だけ済ませれば自由ってのは時間的制約がなく嬉しいけど、勉強にはならないのでちょっと残念。ここでも早速、見た目以上に重たい積み石を持ち上げご機嫌の菜優ちゃん。

カクキューの味噌蔵にもすごい数の積み石と桶!こりゃすごい数だ。まるやの規模よりかなり多い。でも、この積み石ホント綺麗だよねぇ〜。これ積めるようになるまでに何年もかかるのだそうだ。下から石の面をこちらに向けて積み上げていき、頂上にまんじゅう石が綺麗に納まらないと一からやり直しなんだそうだ。ここには厳しい師弟関係があるようだ・・・だからこそ極旨の八丁味噌が完成するんだね。ちなみにお隣のまるやは江戸幕府献上品、反してこちらのカクキューは、明治34年から皇室御用達・・・っとお互いうちの味噌が1番と競い合ってきているようだ。よくあるパターンだね。

しかし、杉桶の大きいこと。底には大正3年と明記されている。もう約90年も前から使われているのかぁ〜。古い〜。この中に大豆と塩のみで仕込むんだねぇ〜。ちなみにまるやで聞いたところ、1つの味噌樽に6トンの味噌、4トンの積み石らしい。この6トンの味噌って4人家族で毎日1杯飲んで205年分の味噌汁だそうだ。すごいねぇ〜。これもまるやで説明聞いたが、今の樽のたがは全て鉄製で、NHKが純情きらりを撮影したときには時代背景をあわせるために、竹のたがに見えるようなものを巻いて撮影したとのこと。流石歴史ある2軒の味噌蔵だね。


家康生誕の地、岡崎城へ!
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