2008年3月 はじめての南紀旅行!(ぐるっと紀伊半島1周) その4
(世界遺産「那智の滝」と名物「鯨」料理!)
潮騒が聞こえる海辺の「紀州潮聞之湯」
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美味しいマグロづくしを食してお腹いっぱいになったし、アドベンチャーワールドで大はしゃぎだったので皆疲れきって昨夜は早くに熟睡。真優ちゃんはよほど嬉しかったのか、買ってもらったパンダ人形をしっかり抱いて爆睡です。よって快調な目覚めとなりましたが・・・外は雨。が〜ん、雨だぁ〜。出発前の天気予報ではギリギリ保ちそうだったのに〜残念。今朝は7時より家族風呂を予約済み。早速Goだ! |
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ここホテル中の島には2つの貸切家族風呂があって50分2100円。少々高いから勿体ないような気がするが、ファミリーでのんびりお風呂も悪くない。貸切家族風呂は小さめの内湯とやや広めの露天風呂。もちろん硫黄の臭いがたまらない。眼下は海で眺望も素晴らしい。小雨が落ちてくるが支障はなくくつろげました。さっぱりしたし、目が覚めたぁ〜。 |
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朝食はレストランでバイキング。海の見える席で眺望も楽しみながらの朝食です。ところが、この朝食バイキングが予想外に充実していて合格点です。品数が多く、味もGood!実は腹一杯食べて大満足。これは良かったぁ〜。特にキッズたちはデザートに出たみかんゼリーが大のお気に入り。何個も何個もおかわりで、思う存分頂いておりました。出発前、最後にもう1度あの「紀州潮聞之湯」へ。奥には洞窟風呂にもなっていて良太くんかくれんぼ! | ||
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朝の紀州潮聞之湯も最高にGoodです。潮が満ちて来て、その名の通り潮の音を聞きながらのんびり名湯に浸る。あぁ〜これぞ幸せだぁ〜。特に今朝は昨日とうってかわって、湯の色が薄緑白色に。濁り湯好きのパパにとって、この薄緑白色と硫黄の香り、そして眼の前に広がる海・・・このシチュエーションだけでもう大満足。申し分なし。まさに最高です!ホント遠くて訪れるのたいへんな場所だが、この湯に入れば来た甲斐があったと納得させられる。そんな名湯でした。ちなみに「紀州潮聞之湯」とは作家の藤本義一さんが命名したそうです。なるほどわかったような気がしました。 |
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あぁ〜小雨も降っているということでチェックアウトぎりぎりまで入浴。残念ながらホテルを発つ時間になってしまいました。港行きの船が出発します。船が出てもずーっとお見送りをして頂き、ここホテル中の島のスタッフの方もすごく良い対応で、満足レベルで過ごさせて頂きました。 |
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勝浦港に到着。バックに見える白い建物がホテル中の島です。ここから駐車場まではバスで送迎。ものの3分です。那智勝浦と言えば、勝浦温泉と那智の滝ですよね。那智の滝までは車で15分くらい。残念ながら小雨の中ですが、那智の滝までは長〜い石段を下りていかないといけない。那智の滝は、ご存知世界遺産のほか、国指定名勝、日本の滝百選、日本の名水百選等数多くに選定されている名瀑だ。 | ||
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落差133m、毎秒1tの水量を誇る日本最大の滝の「那智の滝」。なるほど眼の前で拝むとすごい迫力だ。その昔、神武天皇が神として祭り、現在では那智大社の別宮の飛瀧神社のご神体として祭られている。7月14日におこなわれる那智の火祭りの舞台になることでも有名だ。
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その勇壮な姿は、どこから見ても他を圧倒するような神聖さをつくりだしている。流石世界遺産だ。ここで良太くんが、ドデかいおみくじを発見。何だこの大きなおみくじは・・・こんな物見つけてあっさり通過する良太くんではない。早速、「あのおみくじやりたぁ〜い」と大騒ぎ。 |
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結局やらせてもらえることに。いざっやって見ると重くて、中々うまくシャッフルできない。何とか力振り絞っておみくじ出すことに成功。かなりの重労働、ご苦労様でした。本当は八咫烏(ヤタガラス)のお守りでも買ってあげようかと思ったが、全然興味を示さないのでスルーすることに。八咫烏ってご存知だろうか?あのサッカーの日本代表のユニホームのワッペンにも採用されている3本足のカラスのことだ。神武天皇が熊野から大和へ入った際に先導役を務めたとされる伝説の鳥だ。その後、神武天皇が大和平定に成功したことから勝利のシンボルとされてきたのだ。世界遺産の「熊野古道」のシンボルとも言える。でも我がキッズたちはカラスだからかな?全く興味なし。可愛いお守りなのに。 | ||
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那智の瀧の後は、長くて歩きにくい石段を上がって、同じく世界遺産の「熊野那智大社」へ。いやぁ〜軽く考えていたら、ホントきつい階段。それに石が昔のままで歩きにくい。かなり疲れ果ててようやく到着。「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」とならぶ熊野信仰の聖地である。熊野三山を今回ぜひ訪れようと思っていたが、あまりのアクセスの悪さに、全然時間がとれず断念。それにしても世界遺産という肩書きはホント重みがありますねぇ。 | ||
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そしてお隣の「那智山青岸渡寺」へ。西国三十三所の第一番札所でもあり、本堂は織田信長に焼き討ちされたが豊臣秀吉が再建されたとする南紀最古の建造物でもある。朱色の三重塔と那智の滝のツーショットは最も有名な撮影スポットだ。三重塔の右奥に細いが一筋の那智の滝が映っているのわかるだろうか?実に美しい風景だ。
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本来は、世界遺産でもある「熊野古道」を散策しようとはりきっていたのだが、あいにくの天候なので断念。世界遺産の大門坂は那智の滝のすぐ下で、菜優真優ちゃんにぜひ平安衣装をまとわせ古道散策したかったのですが、ホント残念です。雨脚もかなり強くなって来たので、観光を中止してランチへ。こうなったらのんびり美味しいものを食べよう!ということに。それならば太地町に戻って名物の鯨料理だ。昔から捕鯨の町として知られる太地町には、至るところに大きな鯨のオブジェが見られ楽しい。いろいろ悩んだ結果、国民宿舎内のレストラン「白鯨」へ。パパが鯨刺身定食、ママが鯨フルコースを注文。 | ||
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まずは、刺身定食とフルコースに共通なのは、ミンク鯨の赤身肉の上にとろけるような白の皮身スライスを載せた刺身と、弾力があって旨みが強い「畝須(うねす)」刺身、希少な「かの子(ミンク鯨の咽部)刺身の3種盛り(左写真)。う〜ん、鯨刺身で一気に3種喰えると嬉しいね。続いて尾バケ(ゴンドウ鯨の尾ヒレ)酢味噌(中写真)。ゴマと砂糖醤油で甘辛く煮付けたツチ鯨のゴマ和え(中写真)。これだけで飯一杯喰える。そして別注のサエズリ(右写真)。とりあえず鯨の舌肉のサエズリなくして鯨料理は語れない。てっきりコースにはいっていると思ったら・・・ならば別注でも必須だ。最高! |
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ここからはママの鯨フルコースのみの料理。まずは美味そうな「鯨のベーコン」。これが実に美味い。続いて、パパ好みの「鯨のうでもの(内臓)」。腸、肺、胃、心臓等の俗にいう鯨版ホルモン煮込みだ。見た目はちょっとグロテスクだが、これが実に美味い。ホントたまらない。ここまで出してくれるとホント嬉しい。国民宿舎とバカにしそうだが、何の何の白鯨はお勧めだ。そして、鯨のカルパッチョと定番の立田揚げ。どれも最高!ちなみにフルコースにしかつかないメニューはパパママでわけて頂きました。 |
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そして、共通の〆は片栗粉を打ったミンク鯨の赤身肉とのハリハリ鍋(うどん付)。サエズリ(鯨の舌肉)でダシをとっての自慢の逸品とのことだが確かに美味い。そして鯨コロ(油抜きしたゼラチン質の皮身)と地ヒジキの煮物も画像にはないですが美味しかったです。もう〜パパなんか久しぶりの鯨コースに超ご機嫌。やっぱり鯨は美味いよぉ〜!!見てください。パパが箸にした輝くような「かの子」。美味そう。 | ||
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ただ面白いことにママが頂いているサエズリをここ太地ではお土地柄だろうか?梅肉で頂く。「えぇ〜サエズリに梅肉・・・?」「サエズリってポン酢て頂くんじゃないのぉ〜?」とかなりの戸惑い。やはりご当地ルールで頂くのがマナーだろう。2人ともまずは梅肉でいただく。う〜ん、悪くないけど、梅の味が強く過ぎて、折角の繊細なサエズリの味が死んでしまうような・・・やはりポン酢がいいや。でも、何度食べてもサエズリ最高!大騒ぎするパパママに刺激されたのか、鯨好きのキッズたちも頂戴頂戴攻撃絶好調。丁度ママがあまりのボリュームにギブアップ寸前だったので、真優ちゃんがクローザーとして大活躍。刺身に竜田揚げにハリハリ鍋と絶好調! | ||
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ちなみに良太くんたちは、珍しい鯨カツカレー。これもそう食べられるメニューではない。美味しいと高評価だったようだ。う〜ん、久しぶりの鯨三昧にファミリー皆大満足。それにしても、九州グルメと和歌山グルメは何となく似ている。大好きな九州高級料理の「鯨」と「クエ」を一気に頂いてホント最高でした。もう少し和歌山が近ければすぐくるんだけどなぁ〜。 | ||
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国民宿舎「白鯨」のエントランスに飾ってあった鯨のヒゲにみんな興味津々。さぁ〜て、美味しいランチ食べ終えたので、一気に雨の中自宅目指して帰路へ。勝浦〜新宮〜熊野〜尾鷲とただただひたすら一般道を走り続ける。とにかく遠い。途中道の駅が何度出て来ただろうか?どれだけ走っても一向に高速道路の標識さえ出てこない。途中熊野の名所「獅子岩」で休憩。その名の通り、なるほどライオンに見える。この時点でかなりお疲れモードなパパ。2時間ひたすら走って、ようやく紀勢道路の入り口へ。ところが・・・続く東名阪道が渋滞30km。それも超ハードな渋滞。途中全く動かない。あぁ〜きつい。結局14時に太地町を発ち、名古屋に入ったのは21時過ぎ・・・トータル7時間ドライブ。もうしばらく車に乗りたくもない気分だ。九州の宮崎や鹿児島旅行も遠かったが、実質距離も和歌山の方が走る上に、高速道路の渋滞も比べ物にならない。いやぁ〜恐るべし和歌山・・・気に入っても中々訪れられる先ではないようだ。グルメ、温泉共に最高でしたが、疲れ果てました。でも、可能であれば高野山、熊野古道、日本三大美人の湯の竜神温泉等ぜひ和歌山にはもう1度行ってみたいものだ! |
南紀白浜温泉〜白浜観光協会 http://www.nanki-shirahama.com/
南紀白浜 景勝の宿 浜千鳥の湯 海舟 http://www.hotespa.net/hotels/kaisyu/
アドベンチャーワールド http://aws-s.com/
橋杭岩(串本町観光協会) http://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/
南勝浦温泉 ホテル中の島 http://www.hotel-nakanoshima.jp/
那智の滝(那智勝浦町観光協会) http://www.aikis.or.jp/~nachikan/spot/index.html
太地町営国民宿舎 白鯨 http://www.town.taiji.wakayama.jp/hakugei/index.html
獅子岩(熊野市観光公社) http://www14.plala.or.jp/kumano-kankou/kankou/kankou1.html