2008年3月 はじめての南紀旅行!(ぐるっと紀伊半島1周) その1
(和歌山ラーメンと南紀白浜観光!)


その名の通り真っ白な砂浜の「白良浜」!

今年も早いもので桜の季節を迎え、キッズたちは嬉しい春休み!我が家の春の行楽はかなり遠出となるが未踏の地「和歌山県」へ。実はパパは全国広く旅しており、九州転勤を経験したことで佐賀、宮崎を制覇したことで残すは和歌山と秋田のみとなった。よってパパの強いリクエストで2泊3日での紀伊半島1周旅行へ出かけることに。しかし、和歌山は遠い。名古屋より東名阪〜新名神〜名神〜京滋バイパス〜近畿道〜阪和道と経由し高速道路だけでもトータル300kmを超える。九州にいた頃の福岡〜宮崎や鹿児島よりも全然遠い。う〜ん、疲れそうだ。午前8時に出発。ところがいきなり東名阪で10km渋滞・・・三重、滋賀、京都、大坂といくつかの渋滞をこえてようやく和歌山へ。

和歌山に入った時にはすでにランチタイム。とりあえず和歌山ICで降りて市内へ。目的はもちろん「和歌山ラーメン」だ!和歌山まで来たのだ、どうせならば人気の和歌山ラーメンを食しておきたい。我が家のキッズたちもラーメン通だ。大喜び!いろいろある店の中から、まずは超人気店「井手商店」へ。ご存じ和歌山ラーメンを全国区に押し上げた名物店だ。名だたる名店を抑えてあのTVチャンピオンの初代王者になったことは有名だ。12:30もちろん行列でした。ここまで来たのだ列ぼう。

15分程待って店内へ。予想通り狭〜い。しかし店に入ったとたん漂ってくる独特の豚の臭い・・・懐かしい。あぁ〜福岡の豚骨ラーメンを思い出させる、濃厚で猛烈な豚の香り?臭み?だ。丼も博多サイズ。対応等あまり良い噂は聞いてなかったのだが、予想に反して店員の対応はすごく良い。愛想も良く我が家では高評価。そして和歌山ラーメンとの初対面。なるほど〜ものすごく豚骨が強めの豚骨醤油ラーメンだ。濃厚!!!美味い。地元の人には受けてないと聞いていたが、なんの美味。濃厚だけどしつこくなく、でもしっかりとしている。なるほどこれが和歌山ラーメンか。納得。自分も博多では、全国的に有名な観光客がならんでいる一風堂や一蘭等にはあえていかなかったものだ。地元はそういうものだ。

和歌山ラーメンは丼が博多同様小さめなので、思い切ってラーメンはじご喰いをパパが提案。一瞬ためらうも結局キッズたちも賛成し、和歌山ラーメン2軒目にトライ!お次ぎはぐーっと雰囲気かわって、地元和歌山出身のママの友人のお勧め店「まるやま」へ。和歌山ラーメンは豚骨醤油ラーメンだが、大きく分けると井手商店に代表される豚骨が強い豚骨ベースと、屋台の流れの醤油が強い醤油ベースの2つに分かれる。路面電車の影響で店名に「まる」がつくのが多いらしい。後者の代表店の1つが「まるやま」だ。思いっきり食べ比べてだ。

なるほど同じ豚骨醤油でも全然違う。ここまるやまのラーメンは”懐かしい”という言葉が1番あう味だ。誰が食しても昔懐かしい屋台の味と答えるだろう。井手商店のドロドロの豚骨ベースとはまるで別物。あっさりしているが決してもの足りない訳ではない。番人受けする味だ。但し、全国のラーメンファンの和歌山ラーメンのイメージは前者の豚骨ベースとなるのかもしれない。個性が強いからだろう。パパが前者、ママが後者と好みが分かれた。つまりどちらも美味しいということだ。他にも店が傾いていることで有名な「まる豊」や「丸三」等にも食してみたかったが次回にお預けだ。和歌山ラーメン美味しかったです。

徳川吉宗の生誕地や立派な和歌山城を車から見ながら、再び阪和道をひたすら南下。和歌山市内から約1時間でようやく白浜町へ。すでに15時半。和歌山はやはり遠い。ホントすごく遠かった・・・。早速、南紀白浜の観光スポットめぐりだ。まずは、白浜のシンボルのつ「円月島」へ。島の中央部分に丸い海蝕洞があいているのが特長で、春と秋に夕陽が丁度穴におさまる光景が見られることからプロアマ関係なくカメラマンらに人気だ。

素晴らしい海の夕景が売りの円月島だが、残念ながら宿の夕食の時間と重なるため今回は見ることができません。でも、この円月島なんてことのない小さな島ですが、近くにあるのでまさしく観光地の南紀白浜の表札がわりのようなシンボルでした。続いてメイン街の有名な「白良浜」へ。てっきり南紀白浜の真っ白な砂浜の名は白浜だと思っておりましたが、すみません「白良浜」って書くんですねぇ。知りませんでした。南国南紀最大の海水浴場で、約600mもきめ細かいその名の通り真っ白な砂浜が続く。

白浜と言われる浜にはいくつか訪れたが、これほど真っ白な砂浜は今まで国内では見たことないかも?それほど美しい浜です。ホント砂がきめ細かいのだ。まるでパウダーだ。そして海の色・・・沖縄にも負けない程の美しさだ。なるほど真夏はすごい賑わいになるのであろう。春なのに大勢の観光客が南国気分を満喫している。

長時間の移動に疲れきっていたキッズたちも、この美しい白良浜に出たら大復活!押し寄せる波と戯れ大騒ぎ!砂も綺麗なパウダー状なので、多少転んで服についても、ちょっとはらえば全然OK。それほど美しい砂浜でした。真夏にも来たいねぇ〜。

ここ白良浜も和歌山夕日百選だそうで、サンセット自慢の浜だそうです。続いて、白浜が誇る景勝地の1つ「三段壁」へ。四国や南九州も同様だが、黒潮がつくり出す自然美はダイナミックで素晴らしい。自然の力とはホントすごいものだ。

景勝地「三段壁」は、黒潮からの荒波につくられた海にそそり立つ高さ約50mの大岸壁だ。まさしく絶景だ。あまりの大迫力に思わず吸い込まれてしまいそうで怖い。このダイナミックな断崖絶壁が南北約2kmにもわたるそうだ。昔は漁師達が魚の群れ等を見張った見壇だったそうだ。この三段壁には隠し洞窟たるものがあるそうで、エレベーターで下ると「三段壁洞窟」に行け、間近に荒波を見ることができるとのこと。ただそのエレベーターが高〜い(料金がね)。あまりの高さに断念。

三段壁には、全く柵がなく、断崖絶壁を覗けるところがある。これって大丈夫なの?高所恐怖症のパパなんかも近寄れない。だって、ものすごい海風が吹き荒れる中、少しでも体勢くずしたら・・・・怖くて覗けない。そんな中、同じく高所恐怖症の良太くんが、じりじりと岩壁ぎわに歩み寄る。でも、早々と限界。いやぁ〜ホント足がすくむ。恐〜い。こういう危ないところは早々に撤退だ。続いて「千畳敷」へ。

千畳敷は、太平洋に突き出した第三紀層(約6500〜180万年前)の砂岩からなる大岩盤だ。白くてものすごく柔らかい岩盤は、打ち寄せる荒波に浸食され、その名の通り広い岩畳の景観をつくりだした。ホント独特な景観だ。それにしても風が強い〜飛ばされそうだ。

とにかくこの岩盤は柔らかく、ちょっと堅いものを使えば簡単に削ることができる。だから、折角の絶景にも関わらず悪戯書きがいっぱい。悪戯書きと言ってもペンキとかで描いている訳ではなく、削ってしまうのだ。まるで小学校の机を彫刻刀を使って悪戯書きしたような感じだ。それも簡単にやれてしまう。なんとなく書き込む人の気持ちもわからんではないが・・・誘惑にかられる岩盤だ。

約3.5ヘクタールにもなるというスロープ状の岩盤はこれまた壮大な自然美だ。至る所で荒波が砕けて真っ白な水しぶきをあげており、風がもう少し弱ければ、しばしぼーっとこの大パノラマを眺めていたいものだ。反して、キッズたちはこの自然がつくり出したアップダウンは、まさしく自然の遊び場?もうやたら上へ上へと上っていく。すごい海風に飛ばされそうになりながらも、岩盤上でVサインだ!

白浜が誇る4つの絶景ビューポイントはどこもそれは素晴らしい!どれも近場にあるし、駐車場もしっかりとあるのでアクセスも良く、観光めぐりには最高だ。さすが観光名所だ。16時半過ぎに千畳敷近くのホテルへ。今宵の宿は昨年オープンしたばかりの新しい宿「浜千鳥の湯 海舟」。宿に到着した時の対応で、大体その宿の具合がわかるものだが、この宿は良さそうだ。なぜなら駐車場の空き場所まで一緒に誘導してくれて、トランクから全ての荷物を運んでくれた。玄関前でピックアップしてくれる宿は多いが、駐車場内を流れるように誘導してくれて、ずーっと持ってフロントまで笑顔で行ってくれるのは悪くない。また宿の内外ともに新オープンだけあってものすごく綺麗。早速、ウェルカムドリンクサービスだ。和歌山といえば「梅ジュース」。美味しい!


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